■デートを再現するという処方箋

 どうすればいいか。簡単です。僕たち夫婦には、8歳、5歳、1歳と子供が3人いて、最近では4人目もいいね、という話も。しかし、そこで言いたいのは、「セックスは、すりゃいいというもんじゃない」ということです。

 考えてみて下さい。子供まみれの状態で、寸暇を見つけて5分10分で済ませるっていうのが、夫婦にありがちなセックスのやり方。僕は高校生になった当時(1974年)に夫婦のセックス持続時間の統計を見て、「こりゃいけない」と思いました(笑)。

 夫婦中心主義とは、日常の時空間から離れて、非日常の演出にコストをかけること。僕たち夫婦は、毎月カレンダー上に「夫婦の日」を書き入れ、かなり前から保育所や親族に子供たちを預ける手配をして、独身時代の休日みたいに朝からデートします。

 一緒に映画を見に出かけたり、二人の思い出の場所に出かけたり。天気が悪ければ、DVDやブルーレイを見たり、とっておきのランチを僕が作ったり。そうやって夫婦の時空間を作って、デートをした上で、ちゃんとセックスする。

 日本的なセックスレス夫婦への対処法は、もうお分かりですね。日常と隔離された非日常性の時空を演出する。出会った頃のデートを再現する努力です。当時は「いい感じ」だったでしょう? 思い出せるでしょう?

「そういう感じ」の中にセックスを置くんです。ほらね、いつもの硬派な社会学者と違って「愛の伝道師」っぽいでしょう?(笑)。過去2年間やってきた恋愛ワークショップでは、こういうことに気づいてもらってきたわけですよ。

 
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