【わざわざ訪ねたい東京メトロ駅「浅草」~新しい江戸と古い昭和~】 | BEST T!MESコラム

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わざわざ訪ねたい東京メトロ駅「浅草」~新しい江戸と古い昭和~

1927年、東洋初の地下鉄駅として開業

■1927年開業。古い歴史を持つ

 東京メトロ浅草駅は1927年12月30日に東洋初の地下鉄駅として開業した。当時の浅草は日本を代表する繁華街であり、演芸場や映画館、飲食店などが軒をつらねていた。

 当時は、都市部の交通は路面電車が中心だった時代。そんな時代に、地下鉄という最先端の乗り物が、浅草に現れた。

 地下鉄をつくったのは、山梨県生まれで早稲田大学を卒業した早川徳次。都市交通の混雑を解決しようとして、地下に鉄道をつくろうとした。旧制中学の同級生で友人のジャーナリスト・石橋湛山も賛成した。「進取の精神」にあふれる人々が、都市交通の未来に力をつくした。浅草から新橋まで開業すべく事業を起こし、まずは浅草~上野間で事業をはじめた。

■江戸を感じる「新しい駅」~4番出口から~

 浅草駅は、出る改札により印象の異なる駅である。ホームは地下2階にあり、2番線から改札を出ると、赤と黒の新しい内装が印象的な駅となっている。そこには神輿が飾られており、「江戸」を意識させる展示となっている。

 改札から駅の中を経て、地上に出ると浅草の繁華街。名店「神谷バー」もある。

浅草観音を模した出入口

 1番線から地下1階の改札を出て4番出入口を出ると、隅田川。この4番出入口は、浅草観音を模したものである。

 このあたりのゾーンは、江戸の感じを醸し出しつつも、新しさと清潔さにあふれている。

 
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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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