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【2040年のモノ】はこう変わる。「手書き感」を残したままデジタル化した「ノート」

2040年の「文房具」を想像してみる〈前編〉

特集「2040年のモノ」では、携帯電話やお金といった生活に密着したものが驚きの変化を遂げる「未来」についてレポートしてきた。では、もっと身近な生活用品はどうだろう。

例えば鉛筆。ノート……30年前、小学校に通っていたころつねに近くにあったものはどう変わるのか。その未来形を探るべく、漫画家御用達のペンタブレットの製造・販売で知られ、最近では文房具のデジタル化にも力を入れているワコムを訪ねた。掛晃幸さん(テクノロジー・ソリューション・ビジネスユニットマーケティングシニアディレクター)、菅野哲央さん(コーポレートコミュニケーションディレクター)に話を聞く。

「2040年のモノ」目次】【30年間の文房具の変化 ペンノート

■手書き情報をデータ化できる「スマートパッド」

 同社が出しているデジタル文房具といえば手書きでメモ帳に書き込んだデータを電子化できる「スマートパッド」だ。Bamboo Folio、Bamboo Slateといったラインナップがある。

Bamboo Slateの使用イメージ 

「パッドの上にメモ帳があり、そこに書き込むと書いたことが記録され、デジタル化して保存できるんです。どうぞ手に取って書いてみてください」(菅野さん)

 すすめられるままに筆者もノートに自分の名前を縦書きで書いてみた。そうすると、ノートの横にあるスマートフォンの画面に文字が浮かび上がってくるではないか。これはすごい。

「紙に書くという感触はキープしたいけど、デジタルでも入力したいという声に応えたのがこの製品です。クラウドで管理できるので、他のデバイスでも見られます。メールへの添付や、テキスト変換・検索も可能ですよ」(菅野さん)

 ワコムは、もともとアーティストやクリエイターなど専門職向けにペンタブレットを提供してきたが、その技術を一般向け商品に応用し始めている。今後各文房具メーカーとの協業もすすんでいくようだ。

 
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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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