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【橋下徹 VS大石あきこ】橋下が不利な状況に? 被告人質問で大石が尋問された内容とは?

大石あきこの弁護団

 

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、れいわ新選組の大石あきこ衆議院議員と日刊ゲンダイを名誉毀損で訴えた裁判の被告人質問が、10月27日大阪地方裁判所で開かれた。

 この裁判は、2021年12月に日刊ゲンダイに掲載された大石議員のインタビュー内での発言が名誉毀損であると、橋下氏が訴訟を起こしたことに端を発する。記事内で橋下氏が大石議員に名誉を傷つけられたと主張しているのは以下の部分だ。

 

《気に入らないマスコミをしばき、気に入らない記者は袋叩きにする、ということを丁寧にされていました。新聞社に対しても「あの記者どうにかせぇ」「あの記者やったら、おたくは外す」と。その代わり、「言うこと聞くんやったら、特別の取材させてやる」とか。それはやっちゃだめでしょということまで平気でやっていた。

 アメとムチでマスコミをDV(ドメスティック・バイオレンス)して服従させていたわけです》(日刊ゲンダイ「「日曜討論」で糾弾したれいわ・大石あきこ議員を直撃 吉村府政の問題点とやり口、岸田政権どう見る?」より引用)

 

 訴訟は2022年3月に第一回口頭弁論が行われて以降、現在まで続いている。この日は裁判の山場になるであろう、被告である大石議員に対して被告側の弁護士、原告である橋下氏側の弁護士が質問をする場が開かれた。

 

■毎日放送・朝日新聞・NHKに対して橋下氏は威嚇をしたと主張

 

 最初に被告人質問が行われ、代理人である弘中惇一郎弁護士が大石議員への質問からスタート。裁判の発端となった日刊ゲンダイの記事では、どんな発信をしたかったのかを聞く。

「コロナ禍での大阪府政があまりにもお粗末なのに、マスコミは吉村知事を批判できない。その原因の一つとして橋下氏が府知事や市長のときに、マスコミに対して〝アメとムチ〟を使いながら、自分の意のままになるようにコントロールしていたという事実を述べた」と大石議員は語った。

 

 

 橋下氏が大阪市長時代に定例会見で行った、MBS(毎日放送)の女性記者に対する吊し上げ、朝日新聞の女性記者に対するTwitter(現・X)での暴言、NHKに対する出演拒否騒動を「マスコミへのムチ」の具体例であると主張した。一方、アメとして、「橋下氏の太鼓持ち」を自称するMBS(毎日放送)の山中氏に対して「撃撮スクープ」という番組で特別取材をさせたことを挙げた。

 他のマスコミに対しては首長になる前に得たタレント弁護士の知名度を活かして、自分のファンや出演テレビの視聴者を利用し、沈黙をさせていた点も指摘した。

「報道の自由は最大限尊重されるべき。自分はマスコミの報道を妨げたことはない」という橋下氏の主張に対しても大石議員は次のように反論。

「報道の自由を尊重する立場だというならば、この裁判を起こすこと自体がおかしい」

 今回の訴訟自体がマスメディアへの圧力になると述べた。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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