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全国で3ヶ所。「自転車一方通行」標識で事故を防げ!

【毎月20日更新】世にも奇妙な道路標識 第8回:自転車一方通行

神奈川県・相模原駅の「自転車一方通行」

 相模原駅から現地へ歩いてみると、かなり多くの自転車関連の標識が目に入ってくる。自転車の街ということで整備を進めているのであろう。いやが上にも期待が高まるというものである。

写真を拡大 「自転車専用」標識の大群

 歩くことしばし、目的の物件を発見した。折から満開の桜をバックに、レア標識のブルーが鮮やかに映える。ちなみにこうして桜の季節に出かけたのは、桜を撮ってような顔で標識を撮影していれば、以前のように怪しまれて職務質問など受けずに済むかも、という筆者のチキンな心構えゆえである。

写真を拡大 桜に映えるブルーの標識

  この道の両側に自転車道が作られており、標識は両側合わせて十数枚設置されている。なるほどこの幅なら、歩道のスペースもゆったり取れて、事故の心配も少なそうである。自転車一方通行のモデルとなりそうな道だ。

写真を拡大 白線の左側が歩行者用、右側が自転車道
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佐藤 健太郎

さとう けんたろう

1970年兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。大手医薬品メーカーの研究職を経て、サイエンスライターとして独立。文系の読者にもわかりやすい解説で定評があり、東京大学大学院理学系研究科の広報担当特任助教として東大の研究実績を対外発信する業務も担当した。『医薬品クライシス』(新潮新書)で2010年科学ジャーナリスト賞、2011年化学コミュニケーション賞を受賞。著書はほかに、『「ゼロリスク社会」の罠』『化学で「透明人間」になれますか?』(ともに光文社新書)、『炭素文明論』(新潮新書)、『ふしぎな国道』『世界史を変えた薬』(ともに講談社現代新書)などがある。


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