【山本昌が見るWBC、侍ジャパン。「メンバーは過去最高、世界最高レベルになる」】 | BEST TiMESコラム

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山本昌が見るWBC、侍ジャパン。「メンバーは過去最高、世界最高レベルになる」

いよいよ始動する侍ジャパン。雪辱を胸に、どんな戦いを見せるのか。そのポイントは。

 来年のワールドベースボールクラックに向けた侍ジャパンがついに始動する。世界一奪回に向けて、メキシコ、オランダ代表との強化試合に選ばれたメンバーを山本昌はどう見るか、そしてワールドベースボールクラシックの展望はーー。

Q.来年の第4回WBCで日本は世界一になれますか?

「勝負は時の運」とも言われているくらいですから、私としては「優勝できます」とは言い切れません。ただ、メキシコ、オランダとの強化試合のメンバー発表を見る限り、WBC(ワールドベースボールクラシック)での戦いぶりが非常に楽しみですよね。「世界最高レベルのチームだ」と、これだけは自信を持って言えます。

 今回の侍ジャパンは、シーズンでの成績はもちろんですが、年齢層などを見ても若手から中堅選手までとてもバランスが整っていると感じています。4年後の東京オリンピックで野球とソフトボールが正式種目として採用されましたが、今回のメンバーのうち半分以上はオリンピックの日本代表として選出されてもおかしくはないでしょうね。それくらいの豪華メンバーが揃っていいます。

 今回の強化試合の出場を辞退したソフトバンクの柳田悠岐選手をはじめ、メジャーリーグからもダルビッシュ有投手や田中将大投手などが出場できるとなれば、紛れもなく日本では「歴代最強」のチームが誕生するのではないでしょうか。

 実は日本代表が決まると私は、「投手・山本昌」として対戦シミュレーションをするんです。これまでの代表チームももちろん強かったのですが、本音を言わせていただくと「もし、自分が絶好調なら抑えられるかもしれない」と思うこともありました。でも、今回の侍ジャパンは「絶好調でも何ともならないな」と感じるくらい、素晴らしい。私は投手として、それくらい今回の代表の強さを感じるわけです。

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山本 昌

やまもと まさ

1965年8月11日、東京都生まれ。神奈川・日大藤沢高から83年秋のドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。プロ5年目、88年の米国への野球留学をきっかけに飛躍し、同年8月プロ初勝利。以後はスクリューボールを武器に活躍する。93年に最多勝利、最優秀防御率のタイトルを獲得すると、翌94年には連続最多勝利と沢村賞に輝く。97年にも最多勝利。2006年9月16日対阪神戦でプロ野球史上最年長の41歳1カ月でノーヒットノーラン、08年8月4日の巨人戦で史上24人目となる通算200勝を樹立。通算581試合に登板し219勝165敗。


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