特別展「江戸三作と門弟たち」を開催/名古屋刀剣ワールド
水心子正秀の没後200年を記念して江戸三作とその一門の傑作刀剣を一堂に展示する特別展を開催。日本刀の魅力を存分に味わえるバスツアーや特別展オリジナルグッズも販売

名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(愛知県名古屋市、以下当館)では、2025年11月1日(土)~2026年1月18日(日)、特別展「江戸三作と門弟たち」を開催します。
2025年最後の特別展となる本展では、新々刀の祖・水心子正秀の没後200年を記念し、「江戸三作」と称される水心子正秀、大慶直胤、源清麿、そしてその一門による傑作刀剣の数々を一堂に集めてご紹介します。幕末期の刀剣文化を牽引した名匠たちの技と美意識、新々刀の真髄を感じていただける特別展となっております。

〈特別保存刀剣〉脇差 銘 七十三翁天秀(刻印) 文政五年二月日

〈保存刀剣〉脇差 銘 直胤(花押) 天保六年八月

〈重要刀剣〉脇差 銘 源清麿 嘉永二年二月日
江戸時代中期以降、長く平和な時代が続いたために日本刀の需要は次第に減っていき、かつては隆盛を極めた各地の刀工達も苦しい状況に陥りました。しかし、18世紀後半の江戸時代後期になると、水心子正秀をはじめとする意欲的な刀工達が、鎌倉時代~南北朝時代頃の古刀の鍛錬法を復元すべきであるという「復古刀論」を提唱しました。
この時代の名のある刀工達の中でも、江戸に拠点を構えた3人の名刀工こそ「江戸三作」。復古刀論を大いに広めた水心子正秀、正秀の弟子で師にも負けないほどの腕を持つ大慶直胤、そして幕末の刀工随一の人気を誇る源清麿です。彼らは古い時代の日本刀を研究し、さらに刀の材料である鉄の製造にも工夫を凝らし、「新々刀」と呼ばれる新しい日本刀を作り上げました。
2. 江戸三作の系譜の刀工による作品

〈重要刀剣〉薙刀 銘 平信秀於大坂 元治元年十一月日
水心子正秀・大慶直胤・源清麿に学んだ刀工は非常に多く、後世に名を馳せる名工たちを多数輩出しました。本展では江戸三作の門弟たちの作品も展示し、彼らが師からどのような影響を受けて自らの作品に昇華させていったのかを感じていただけます。
例えば〈重要刀剣〉薙刀 銘 平信秀於大坂 元治元年十一月日は、源清麿の門下で幕末の名工・栗原信秀が手掛けた薙刀。栗原信秀は、鏡師を経て刀匠・源清麿の門に入り、師に次ぐ名人と称された人物です。本薙刀は、第一次長州征伐の際に幕命で大坂へ赴いた栗原信秀が作刀したもので、豪壮な姿や相州伝の特徴がみられるなど、源清麿一門の作風をよく示した名刀です。
3. 新々刀の理想となった伝法と比較

〈重要美術品〉太刀 銘 一 鎺下ニ菊花紋ノ切付アリ
そして本展では、新々刀の理想となった伝法の刀剣も展示いたします。復古刀論を広めた水心子正秀らが理想としたのは鎌倉時代~南北朝時代頃の古刀。
例えば〈重要美術品〉太刀 銘 一 鎺下ニ菊花紋ノ切付アリは、鎌倉時代中期の刀工一派・福岡一文字による在銘「一」の太刀です。生ぶ茎・生ぶ刃が残り、目釘穴がひとつであるなど当時の姿を極めて良好に保っている名刀です。本刀はまさに水心子正秀らが指標とした「備前伝」の特徴をよく示した、新々刀の理想的な作品。ぜひ江戸三作の作品と、彼らが理想とした伝法の古刀を比較してご覧ください。

関鍛冶伝承館にて古式日本刀鍛錬見学・相槌体験

岐阜関ケ原古戦場記念館をガイド付きで見学

刀の鑑賞会で実物の刀剣を手に取り鑑賞※宿泊者のみ

特別展「江戸三作と門弟たち」ギャラリートーク※宿泊者のみ
特別展「江戸三作と門弟たち」の開催を記念し、日本刀を観て・学んで・触れてとことん満喫できるバスツアーを宿泊プラン・日帰りプランで開催します。
関鍛冶伝承館では、鎌倉時代から伝わる関鍛冶の技を目の前で見学。熱を肌で感じながら、実際に相槌を打つ貴重な体験ができます。岐阜関ケ原古戦場記念館では、実践の中で研ぎ澄まされた日本刀の真価を戦国武将や合戦の歴史を通して紐解きます。また、ご宿泊のお客様には、実際の刀を手に取り鑑賞できる「刀の鑑賞会」や、特別展「江戸三作と門弟たち」の学芸員によるギャラリートークにご参加いただくなど、日本刀を心ゆくまで堪能できる内容となっております。

温泉露天風呂

温泉大浴場

温泉プール

客室※イメージ
また、ご宿泊はホテル多度温泉でごゆっくりとお過ごしいただけます。美肌の湯として知られる自家源泉100%の湯を館内湯めぐり。温泉露天風呂・温泉大浴場・温泉プールの各種天然温泉を心行くまでご自由にご利用いただけます。
宿泊・日帰り各プランの詳細は東通トラベルウェブページ(https://www.totsu-tr.co.jp/)または「東通トラベル」(TEL:052-243-8500)までお問い合わせください。
バスツアー詳細・申込はこちら
2. 江戸三作ナイト~水心子正秀・大慶直胤・源清麿~
「江戸三作についてもっと知りたい!」「江戸三作ってそもそも何?」そんな方向けに、江戸三作について深く学べて貸切で鑑賞ができる特別なイベント「江戸三作ナイト」を開催します。本イベントは水心子正秀・大慶直胤・源清麿、それぞれの刀工毎に異なる日程で開催。それぞれの刀工について特製パンフレットをご用意し、学芸員による解説付きで日本刀や江戸三作について学べる講座を開講。また、閉館後に特別展「江戸三作と門弟たち」を貸切で鑑賞していただき、江戸三作の魅力を存分に味わっていただけます。
本イベントに参加すれば水心子正秀・大慶直胤・源清麿にもっとハマること間違いなし。詳細・受付など最新情報は公式サイト・公式SNS(https://x.com/meihaku_touken)で随時お知らせいたしますのでご確認ください。
3. 特別展「江戸三作と門弟たち」オリジナルグッズ

江戸三作オリジナルキーホルダー

江戸三作オリジナルトートバッグ

江戸三作オリジナル刀朱印

江戸三作オリジナルA5クリアファイル
特別展開催を記念し、当館が所蔵する江戸三作の刀剣をモチーフにしたキーホルダーやトートバック、刀朱印、クリアファイルなどのオリジナルグッズを販売いたします。水心子正秀・大慶直胤・源清麿の銘に注目したデザインとなっており、江戸三作の在銘の作が揃う当館こだわりのデザインとなっております。オリジナルグッズは北館1Fミュージアムショップにて順次販売いたします。
江戸三作と門弟たち 公式サイト

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名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(愛知県名古屋市、以下当館)では、2025年11月1日(土)~2026年1月18日(日)、特別展「江戸三作と門弟たち」を開催します。
2025年最後の特別展となる本展では、新々刀の祖・水心子正秀の没後200年を記念し、「江戸三作」と称される水心子正秀、大慶直胤、源清麿、そしてその一門による傑作刀剣の数々を一堂に集めてご紹介します。幕末期の刀剣文化を牽引した名匠たちの技と美意識、新々刀の真髄を感じていただける特別展となっております。
特別展の見どころ
1. 水心子正秀・大慶直胤・源清麿、江戸三作の傑作を展示
〈特別保存刀剣〉脇差 銘 七十三翁天秀(刻印) 文政五年二月日

〈保存刀剣〉脇差 銘 直胤(花押) 天保六年八月

〈重要刀剣〉脇差 銘 源清麿 嘉永二年二月日
江戸時代中期以降、長く平和な時代が続いたために日本刀の需要は次第に減っていき、かつては隆盛を極めた各地の刀工達も苦しい状況に陥りました。しかし、18世紀後半の江戸時代後期になると、水心子正秀をはじめとする意欲的な刀工達が、鎌倉時代~南北朝時代頃の古刀の鍛錬法を復元すべきであるという「復古刀論」を提唱しました。
この時代の名のある刀工達の中でも、江戸に拠点を構えた3人の名刀工こそ「江戸三作」。復古刀論を大いに広めた水心子正秀、正秀の弟子で師にも負けないほどの腕を持つ大慶直胤、そして幕末の刀工随一の人気を誇る源清麿です。彼らは古い時代の日本刀を研究し、さらに刀の材料である鉄の製造にも工夫を凝らし、「新々刀」と呼ばれる新しい日本刀を作り上げました。
2. 江戸三作の系譜の刀工による作品

〈重要刀剣〉薙刀 銘 平信秀於大坂 元治元年十一月日
水心子正秀・大慶直胤・源清麿に学んだ刀工は非常に多く、後世に名を馳せる名工たちを多数輩出しました。本展では江戸三作の門弟たちの作品も展示し、彼らが師からどのような影響を受けて自らの作品に昇華させていったのかを感じていただけます。
例えば〈重要刀剣〉薙刀 銘 平信秀於大坂 元治元年十一月日は、源清麿の門下で幕末の名工・栗原信秀が手掛けた薙刀。栗原信秀は、鏡師を経て刀匠・源清麿の門に入り、師に次ぐ名人と称された人物です。本薙刀は、第一次長州征伐の際に幕命で大坂へ赴いた栗原信秀が作刀したもので、豪壮な姿や相州伝の特徴がみられるなど、源清麿一門の作風をよく示した名刀です。
3. 新々刀の理想となった伝法と比較

〈重要美術品〉太刀 銘 一 鎺下ニ菊花紋ノ切付アリ
そして本展では、新々刀の理想となった伝法の刀剣も展示いたします。復古刀論を広めた水心子正秀らが理想としたのは鎌倉時代~南北朝時代頃の古刀。
例えば〈重要美術品〉太刀 銘 一 鎺下ニ菊花紋ノ切付アリは、鎌倉時代中期の刀工一派・福岡一文字による在銘「一」の太刀です。生ぶ茎・生ぶ刃が残り、目釘穴がひとつであるなど当時の姿を極めて良好に保っている名刀です。本刀はまさに水心子正秀らが指標とした「備前伝」の特徴をよく示した、新々刀の理想的な作品。ぜひ江戸三作の作品と、彼らが理想とした伝法の古刀を比較してご覧ください。
関連イベント・グッズなど
1. 日本刀と温泉を巡る贅沢バス旅《宿泊&日帰り》
関鍛冶伝承館にて古式日本刀鍛錬見学・相槌体験

岐阜関ケ原古戦場記念館をガイド付きで見学

刀の鑑賞会で実物の刀剣を手に取り鑑賞※宿泊者のみ

特別展「江戸三作と門弟たち」ギャラリートーク※宿泊者のみ
特別展「江戸三作と門弟たち」の開催を記念し、日本刀を観て・学んで・触れてとことん満喫できるバスツアーを宿泊プラン・日帰りプランで開催します。
関鍛冶伝承館では、鎌倉時代から伝わる関鍛冶の技を目の前で見学。熱を肌で感じながら、実際に相槌を打つ貴重な体験ができます。岐阜関ケ原古戦場記念館では、実践の中で研ぎ澄まされた日本刀の真価を戦国武将や合戦の歴史を通して紐解きます。また、ご宿泊のお客様には、実際の刀を手に取り鑑賞できる「刀の鑑賞会」や、特別展「江戸三作と門弟たち」の学芸員によるギャラリートークにご参加いただくなど、日本刀を心ゆくまで堪能できる内容となっております。

温泉露天風呂

温泉大浴場

温泉プール

客室※イメージ
また、ご宿泊はホテル多度温泉でごゆっくりとお過ごしいただけます。美肌の湯として知られる自家源泉100%の湯を館内湯めぐり。温泉露天風呂・温泉大浴場・温泉プールの各種天然温泉を心行くまでご自由にご利用いただけます。
宿泊・日帰り各プランの詳細は東通トラベルウェブページ(https://www.totsu-tr.co.jp/)または「東通トラベル」(TEL:052-243-8500)までお問い合わせください。
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2. 江戸三作ナイト~水心子正秀・大慶直胤・源清麿~
「江戸三作についてもっと知りたい!」「江戸三作ってそもそも何?」そんな方向けに、江戸三作について深く学べて貸切で鑑賞ができる特別なイベント「江戸三作ナイト」を開催します。本イベントは水心子正秀・大慶直胤・源清麿、それぞれの刀工毎に異なる日程で開催。それぞれの刀工について特製パンフレットをご用意し、学芸員による解説付きで日本刀や江戸三作について学べる講座を開講。また、閉館後に特別展「江戸三作と門弟たち」を貸切で鑑賞していただき、江戸三作の魅力を存分に味わっていただけます。
本イベントに参加すれば水心子正秀・大慶直胤・源清麿にもっとハマること間違いなし。詳細・受付など最新情報は公式サイト・公式SNS(https://x.com/meihaku_touken)で随時お知らせいたしますのでご確認ください。
3. 特別展「江戸三作と門弟たち」オリジナルグッズ

江戸三作オリジナルキーホルダー

江戸三作オリジナルトートバッグ

江戸三作オリジナル刀朱印

江戸三作オリジナルA5クリアファイル
特別展開催を記念し、当館が所蔵する江戸三作の刀剣をモチーフにしたキーホルダーやトートバック、刀朱印、クリアファイルなどのオリジナルグッズを販売いたします。水心子正秀・大慶直胤・源清麿の銘に注目したデザインとなっており、江戸三作の在銘の作が揃う当館こだわりのデザインとなっております。オリジナルグッズは北館1Fミュージアムショップにて順次販売いたします。
江戸三作と門弟たち 公式サイト

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