なぜ筋トレのプロは、少し軽めの重量をオススメするのか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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なぜ筋トレのプロは、少し軽めの重量をオススメするのか?

「11~12回目に限界が来る重量」でやってみよう

■まずは「回数」を軸に

 ボディメイクスペシャリスト久野圭一氏に伝授してもらった、ぽっこりお腹を解消するための“ベーシック6”。まず気になるのは、「それぞれ何kg」の重量にすればいいのか。そして、何回やればいいのかということ。一般的には「10回×3セット」と言われるが。

「『何kgやればいいんですか?』と聞かれることが多いのですが、人によって扱うべき重量はまったく違います。例えば、僕とトレーニング初心者の方では全然違いますから。まずは“回数”を軸に考えることが大事ですね

■「11~12回目に限界が来る重量」で。

「よくバーベルなどの重さを設定するときに『10回目に限界が来る重量で』と言われています。しかし、実はこれ、上級者向けなんです。というのも、初心者の方は100%フルに力を出せないので、後半になるとフォームが崩れてしまうんですね。本人は限界までやっているつもりでも、本来効かせたい筋肉の力を出せないことがほとんど。さらに、その重量のまま3セット行うと疲労が溜まりますから、2セット目は7回、3セット目は4回といったように回数が下がってしまう。効率的なトレーニングにおいては、筋肉に対して何回刺激を与えたかというのはかなり重要。しかし、本来は合計で30回行う予定が、結局21回などになってしまいます。それを防ぐためにも、“11~12回目に限界が来る重量”で行いましょう。これを、それぞれ3セット行います」

次のページそれでは、週に何回トレーニングをやればいいのだろうか?

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久野 圭一

ひさの けいいち

株式会社キーフィジーク代表取締役社長。パーソナルトレーナー。ボディメイクスペシャリスト。フィジーカー。


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