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「なぜ選集を? 書店を作ったのか?」柳美里さん「選集」刊行記念イベント@高円寺開催

柳美里さん「選集」刊行記念イベント開催概要

ミリオンセラー『命』四部作待望の復刊イベント


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精力的に活動、そこにある思いとは?

 福島県南相馬市小高に住む芥川賞作家・柳美里さん。その名作が収録された自選作品集を全六巻で刊行します。第一弾『柳美里 自選作品集 第一巻 永在する死と生』にはミリオンセラーとなった「命」「魂」「生」「声」を完全収録――その刊行を記念したトークイベントとなります。

 福島県南相馬市小高に移住し、今年4月には「フルハウス」という書店をオープンさせた。週末には中村文則さんや角田光代さんら多くの作家仲間がイベントのために訪れる。
 また自選作品集は全六巻。柳美里さんがここまで活動する理由はなんなのか?

日時:5月14日(月)19:00~20:30 
※受付・開場は30分前からとなります。

会場:文禄堂高円寺店 イベントスペース
予約はお電話(03-5373-3371:文禄堂高円寺店)かこちらのサイトで。

登壇:柳美里/榎本正樹(文芸評論家)

参加料:500円+ワンドリンクオーダー

<書籍概要>
 福島県南相馬市小高に住む作家・柳美里さんの名作が収録された選集を全六巻で刊行。その第一弾『柳美里 自選作品集 第一巻 永在する死と生』が4月25日に配本されます。

◆解説は女優であり親友の斉藤由貴さん

 第一巻にはミリオンセラーとなり多くの反響を呼んだ「命」四部作――「命」「魂」「生」「声」を収録。
 妻ある男性との恋愛と妊娠。
 出産、育児。
 最愛の人、東由多加との闘病。
 克明に記された衝撃的な事実と感情の機微。生まれる命と失われる「命」。翻弄される著者自身の「生」――。
 著者に運命のように引き寄せられていく登場人物たち。医者、編集者、作家……実名で綴られたそのストーリーは読む者の感情を掴んで離しません。
 解説には女優として活躍し柳美里さんの親友でもある斉藤由貴さんの手記。「柳さんへの手紙」と題した言葉が胸に突き刺さります。

 装丁は原研哉さん。モチーフとなってるのは柳さんが4月9日にオープンした書店「フルハウス」です。全六巻が揃うとその全容が……。

 

【選集概要】第一巻より順次刊行!!
第1巻:永在する死と生/4月25日配本
【収録】「命」「魂」「生」「声」
【解説】斉藤由貴(女優)
本体価格3000円・680頁

第2巻:家族の再演/6月20日配本予定
【収録】「フルハウス」「家族シネマ」「水辺のゆりかご」「家族の標本」
【解説】小山田浩子(芥川賞作家)

第3巻:傷から立ち上がる物語/2018年7月20日配本予定
【収録】「石に泳ぐ魚」「男」「ゴールドラッシュ」
【解説】中村文則(芥川賞作家)

第4巻:ファンタジーの扉、死者との約束/2018年9月配本予定
【収録】「月へのぼったケンタロウくん」「雨と夢のあとに」「交換日記」

第5巻:少年と少女と罪と罰/208年10月配本予定
【収録】「女学生の友」「ルージュ」「少年倶楽部」「タイル」

第6巻:自由の宣告/2018年11月配本予定
【収録】「8月の果て」年譜・解題
<2巻以降の配本日、内容などは変更の可能性がございます>

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柳 美里

ゆう みり

1968年生まれ。高校中退後、東由多加率いる「東京キッドブラザース」に入団。役者、演出助手を経て、86年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。97年、『家族シネマ』で芥川賞を受賞。著書に『フルハウス』(泉鏡花文学賞、野間文芸新人賞)、『ゴールドラッシュ』(木山捷平文学賞)、『命』、『8月の果て』、『雨と夢のあとに』、『グッドバイ・ママ』、『JR上野駅公園口』、『貧乏の神様』、『ねこのおうち』、『まちあわせ』他多数。

写真/大森克己



 

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  • 2018.04.26