昼食後の「ボーっ」とした時間はなぜ起きる? どうすればいい?医師の答え | BEST TiMESコラム

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昼食後の「ボーっ」とした時間はなぜ起きる? どうすればいい?医師の答え

自律神経が整えば休まなくても絶好調④

疲労やストレスと密接に関係する自律神経。その対処法を記した医師・小林弘幸さんの『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(ベスト新書)が4万部を超えるなど売れている。今回は、食後の対応について聞いた。

昼食後の二時間は捨てていい

 

 人間に限らず動物は、食事をしたあとは、その消化のために体の機能が使われます。

 ライオンなどの動物が、獲物を食したあとにゴロンと横になるのは、消化だけに集中するためです。人間でもスペイン人などは、昼食後に仮眠をとる「シエスタ」という習慣を持っています。

 また、食後は副交感神経が優位になってなんとなくぼーっとします。だから、午後一の会議など、いい意見は出にくいし、みんな眠そうな顔をしているはずです。

 こうした時間帯に「集中しよう」というのはムダな抵抗。昼食後の二時間は「捨ててもいい」と割り切りましょう。

 とはいえ、スペイン人のように昼寝をするわけにはいかないなら、ぼーっとしていてもできるルーティンワークに回しましょう。

 私はもっぱら、この時間帯にメールの処理を行います。その日はじめてのメールチェックが午後一時になったからといって、なにも困ることなどありません。相手はまだまだ会社にいますから返事は充分に間に合うのです。

 ファイル類の整理や片付けなどもこの時間帯にやってしまいましょう。午前中に頭を使って作成した資料を、ひたすらコピーしたりというのもいいでしょう。

 あるいは、取引先などと面談する予定を入れるのもおすすめです。外出して「動き回る」ことと、「いつもと違う人に会う」ことによって刺激を受け、交感神経が高まってきます。眠気も吹き飛び、集中スイッチも難なく入るでしょう。

 いずれにしても、この時間帯にたいしたことができなくても気にすることはありません。

『自律神経が整えば休まなくても絶好調』より構成)

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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