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必要のない飲み会は「即、断る」が鉄則

自律神経研究の第一人者が直伝する日本人の休み方⑥

自律神経研究の第一人者である小林弘幸氏が、最新刊『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(ベスト新書)を上梓。順天堂大学医学部教授として患者さんの治療にあたるだけでなく、プロスポーツ選手や一流アーティストのコンディショニングにも関わる超多忙な、小林先生の「休み方」とは?

上司の誘いを断れないのは自分のせい

──前回のお話を伺って思ったのですが、自分の時間をつくりだすことをせずにいて、「時間がない」と口にすることは、あまりかっこいいことではありませんね。

「時間がない」「時間がないから休めない」と訴えている人たちは、実は、自分で自分を追い詰めているのです。会社を相手に孤軍奮闘しているように見えますが、本当は「誰も頼んでいないのに勝手に苦境に入り込んでいる」だけなのです。

 このように、自分で自分を追い詰める最大の原因は、「本当はやる必要がないこと、やって得るものがないこと」を断れずにやっていることにあります。

──たとえば、どんなことでしょう?

 一番よくあるのが上司などとの「飲み会」ですね。飲み会は「本当はやる必要がないこと、やって得るものがないこと」の典型です。

 もっとも、私がこんなことを言うと、必ず反論が返ってきます。「上司の誘いを断れない」「仕事の話をするから得るものはある」と。

 でも、本当にそうでしょうか。
 気心の知れた友人たちと楽しいお酒を飲むのはいいストレス解消になります。しかし、上司であれば完全に緊張を解くわけにはいきません。中途半端に鈍った頭で、中途半端に仕事の話をするというのは、大きなストレスです。

 仕事に関して本当に重要な話があるなら、お酒の場を使わずに伝えられます。だから、「飲み会に出ないとマイナスになるのでは」は杞憂です。

──上司の誘いなど断っていいと?

 仕事ではないのだから、断っていいに決まっています。「上司からの誘いだから断れない」というのは、自分で自分の時間をコントロールできなかった責任を上司に押し付けているだけではありませんか?

 上司の誘いに限りません。本当は断ってもなんの問題もないことを「断れない」と思い込んでいる人が多いのです。

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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