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必要のない飲み会は「即、断る」が鉄則

自律神経研究の第一人者が直伝する日本人の休み方⑥

断るときは「即決」

──私もそうですが、断ることに難しさを感じている人は多いですね。

 なにかの誘いを断るときに欠かせないのが「即決」。「即、断る」ことが重要です。断ってしまえば、その瞬間からもう、その案件からは解放されます。

 ところが、断ることに抵抗があるものだから、「考えておきます」などと引き延ばしてしまうわけです。

 しかし、なまじ先延ばしすると余計に断りにくくなります。それに、「ああ、あの件まだはっきり断っていなかった。どうしよう」と、ほかのことをしているときも心に引っかかっている。これって、すごいストレスです。

 そもそも、「即、断る」は全然、失礼なことではありません。本当は断りたいのに引き延ばしているほうが、よほど失礼です。相手は早く予定を組みたいわけだから、だめならだめで早く言ってくれたほうが助かるのです。断ったからといって、こちらが考えているほどがっかりはしませんよ(笑)。

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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