【「尼崎戦国散策③近世尼崎城跡の2」】 | BEST T!MESコラム

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「尼崎戦国散策③近世尼崎城跡の2」

季節と時節でつづる戦国おりおり第274回

 

 収蔵庫を後にして南にまわってみます。うってかわって、こちらは子供たちの元気な声でいっぱいの明城小学校・城内中学琴城分校の敷地でして、そのグラウンドの南西、道路に面して「尼崎城址」の石碑があります。

 このあたりが近世尼崎城の三の丸。二の丸へ通じる伏見門の前ぐらいでしょうか。海際の城らしくかつては水堀が幾重にも取り巻いていた形跡は、今はまったく残っていません。

 

 

 そのまま西へと移動し、庄下川にぶつかったところで北上します。途中の櫻井神社は尼崎城西三の丸・西大手門の内側あたりに鎮座し現在に至る神社で、尼崎藩松平家はかつて三河の十四松平氏のうちの桜井松平氏であったため、その氏神として勧請されたものです。

 

 境内には、尼崎城天守に使われていた棟瓦が役目を終えて静かに憩っていますね。

 さらに北へと上がると、尼崎市立の中央図書館。その北隣の尼崎城址公園とあわせてかつての近世尼崎城の石垣がわずかながら復元されています。

 

 

 

 

パノラマで撮ってみました!

 

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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