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セクシー女優や男優・監督が「AV新法改正」を訴え国会前デモ 「このままではAVがなくなる!」

 

デモに参加したタレントの範田紗々さんと三代目葵マリーさん:筆者撮影

 

◾️業界関係者が訴える「このままではAVがなくなる」という切実な声

 

 セクシー女優・筋肉インフルエンサー・プロレスラーと3つの顔を持つちゃんよたさんは、38日のデモ行進で初めて活動に参加した。デモ行進終了後に「私もAVで、今の自分があると思ってるので、今後夢とか覚悟を持ってAV業界に入ってくる子たちが、夢を途中であきらめるっていう形にならないようにAV新法を改正してほしい」と訴えた。 

 改正については「AV新法で良かった面とかもあると思うんですけど、やっぱり内部の関係者の声をしっかり聞いた上で、良いものにしていければいいのかなと思います」と希望を語った。

  また、元セクシー女優で、タレントの範田紗々さんもデモに参加して声を上げた。

  「私、2006年から2010年までAV女優として活動していてとっくに引退した身ではあるんですけれども、毎日SNSでこういう女優さん、監督、男優さんたちが声を上げているのを見て、何か力になれたらいいなと思って参加しました。本当に今後AV業界の方のためになるような、お仕事しやすいような環境になる法律にしていただきたいと思います」

  「AV産業の適正化を考える会」発起人の二村ヒトシ氏は当サイトの取材に答えてくれた。

  「今日、渡した請願の中には「我々のことを調べてください」というのがあります。業界の実態を調査して、理解してほしい。AVの中にはいいものも悪いものもあります。だから我々も悪いことをしている人を野放しにするのではなく、本当に法律を守ってる人と法律を守る気がない人たちがごっちゃになってニュースになってしまうのは本当に困ります」

 このように話し、「ちゃんとしたコンテンツ産業にこのタイミングでならないと」と語った。 

 AV新法を改正するためには賛同する議員の数を増やす必要がある。請願を受け取った浜田聡参議院議員は「(改正に好意的な)日本維新の会や国民民主党の玉木代表、自民党の山田太郎参議院議員、赤松健参議院議員へ呼びかけはしたい」と展望を語った。 

 AV新法は、2年以内の法律の見直しが条文内に明記されており、順当に行けば20246月までの法律の改正が予定されている。署名が多く集まれば業界の実態に即した条文に変更も可能だ。オンライン上でも署名ができるので賛同する人は署名をしてほしい。

 

文:篁五郎

 

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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