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早大大隈講堂•慶大図書館旧館も手がけていた!名門ゼネコンで起きている「下請けいじめ」の他人事ならぬ実態とは

全国のビジネスマンよ!「泣き寝入りはするな」ブラック企業との闘い方

 

■相次ぐ内部告発で判明した経営陣のお粗末ぶり

「戸田建設側が欠陥品だと主張しているゲナノ社製の空気清浄装置ですが、現在も本社の会長室・社長室、さらに副社長、専務、執行役員のデスク横などに計9台が設置してあって、普通にちゃんと動いていますよ(苦笑)」(前出の戸田建設関係者)

 さらに記者は、戸田建設からゲナノ社製の空気清浄機を購入した医療機関に勤務する2人の職員を取材した。彼らは、匿名を条件に、このように証言するのだった。

−−戸田建設からゲナノ社製の空気清浄機を購入したいきさつは?

「21年の春ごろ、『東京医科歯科大学病院や東海大学医学部付属病院にも入っています。導入を検討していただけないですか?』と提案がありました。有名な病院もすでに購入している。『戸田建設が病院内の空気も責任を持って管理します』とも説明され、それだったら安心だね、ということで、購入に至りました」(大学病院職員)

−−これまでに故障トラブルはなかったのか?

「タッチパネルが反応しないとか、そのような機器の故障は、これまでに一度もありませんよ。ゲナノ社製の空気清浄機は、空気中を漂う目に見えない汚れを吸い取り、数週間ほど使用していると、下のトレイにドサッとたまるんですよ。空気の汚れが目に見えるので、職員の安心につながっているようで、評判はすこぶるいいですよ」(同前)

 さらに、別の総合病院職員もこう話す。

「現在も戸田建設から購入したゲナノ社製の空気清浄装置は、病室などに、数台設置してありますが、どれも正常に動いています。院内には日本製の空気清浄機も数台設置しているのですが、ゲナノ社製は、音も静かで使い勝手もよく、医師や看護師などの医療従事者にも好評です。いまのところ、戸田建設の担当者からは何の説明も受けていません。もしも欠陥品だったら、すぐに回収に来るはずですよね。欠陥品を放置したままなら、大問題に発展しますからね。どうして戸田建設が、ゲナノ社製の空気清浄機が欠陥品だという情報を流しているのか。わたしには、まったく理解できませんね。販売した医療機関に対してもきちんと、ことの経緯を説明すべきですよね」(総合病院職員)

 さらに、研究施設にゲナノ社製の空気清浄機を販売しているバイオ機器メーカー・朝日ライフサイエンスにも「ゲノナ社製の製品を購入したユーザーから、これまで機器の故障トラブルや動作の不具合など、クレームがきたことはあるか?」と質問すると、書面で以下のような回答があった。

「特にトラブルはございません。定期的なメンテナンスが必要な製品ですので、弊社で実施しています」

次のページ渦中の戸田守道副社長を直撃取材

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CONTENTS

はじめに◉「社会という荒野を生きる。」とは何か

第一章◉なぜ安倍政権の暴走は止まらないのか

    ——対米ケツ舐め路線と愚昧な歴史観

◉天皇皇后両陛下がパラオ訪問に際し、安倍総理に伝えたかったこと

◉安倍総理が語る「国際協調主義に基づく積極的平和主義」の意味とは

◉戦後70年「安倍談話」に通じる中曽根元総理の無知蒙昧ぶりとは

◉盛り上がった安保法制反対デモと、議会制民主主義のゆくえ

◉安保法案の強行採決に見られる日本の民主主義の問題点とは

第二章◉脆弱になっていく国家・日本の構造とは

    ———感情が劣化したクソ保守とクソ左翼の大罪

◉なぜ三島由紀夫は愛国教育を徹底的に否定したのか

◉「沖縄本土復帰」の本当の常識と「沖縄基地問題」の本質とは

◉大震災後の復興過程で露わになった日本社会の「排除の構造」とは

◉除染土処理の「中間貯蔵施設」建設計画はすでに破綻している!? 

◉なぜ自民党はテレ朝・NHKの放送番組に突然介入してきたのか

◉憲法学の大家・奥平康弘先生から学んだ「憲法とは何か」について

◉広島・長崎原爆投下から70年と川内原発再稼働の偶然性とは

第三章◉空洞化する社会で人はどこへ行くのか

    ———中間集団の消失と承認欲求のゆくえ

◉ISILのような非合法テロ組織に、なぜ世界中から人が集まるのか

◉ドローン少年の逮捕とネット配信に夢中になる人たちの欲望とは

◉元少年Aの手記『絶歌』の出版はいったい何が問題なのか

◉地下鉄サリン事件から20年。1995年が暗示していたこととは

◉「お猿のシャーロット騒動」と日本のインチキ忖度社会とは

◉戦後日本を代表する思想家・鶴見俊輔氏が残したものとは何か

第四章◉「明日は我が身」の時代を生き残るために

    ———性愛、仕事、教育で何を守り、何を捨てるのか

◉なぜ日本では夫婦のセックスレスが増加し続けているのか

◉労働者を使い尽くすブラック企業はなぜなくならないのか

◉「仕事よりプライベート優先」の新入社員が増えたのはなぜか

◉「すべての女性が輝く社会づくり」は政府の暇つぶし政策なのか

◉ISILの処刑映像をあなたは子供に見せられますか

◉青山学院大学学園祭の「ヘビメタ禁止」騒動は何が問題だったのか

◉「ベビーカーでの電車内乗車」に、なぜ女性は男性より厳しい目を向けるのか

以上「目次」より

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大崎量平

おおさき りょうへい

記者・編集者

学習院大学文学部哲学科卒業。大学卒業後、医療系出版社、編集プロダクション、フリーランスの編集記者、KKベストセラーズ「月刊CIRCUS」編集部、徳間書店「週刊アサヒ芸能」記者、家電業界誌、光文社「FLASH」記者を経て、2018年より講談社「週刊現代」記者として活動。芸能・スポーツからビジネス、社会評論に関する書籍の構成ライターも務める。

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