河瀬直美とNHK、維新の会と毎日放送。メディアは今日も反省の色なし。【適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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河瀬直美とNHK、維新の会と毎日放送。メディアは今日も反省の色なし。【適菜収】

【隔週連載】だから何度も言ったのに 第10回

NHK BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」が炎上中だ。五輪反対のデモに参加しているという男性へのインタビューシーンに「実はお金をもらって動員されている」というテロップが流されたが、NHKは事実と異なっていたと訂正した。

 

■勉強ができるバカはたくさんいる

 

 今、若者の間で短歌がブームになっているという。SNSにはたくさんの短歌が投稿され、大学対抗の短歌バトルが開かれるほどだという。これはいいことですね。日本の歌の深い世界に触れるきっかけにもなる。

 先日、宮内庁が歌会始の募集をしていたので、こういうところに投稿するのもいい。来年の歌会始の題は「友」とのこと。

《題を詠み込んだ自作の短歌で1人1首とし、未発表に限る。「友人」「友好」といった熟語にしてもいい。郵送は9月30日の消印まで有効。書式は習字用の半紙を横長に用い、右半分に題と歌、左半分に郵便番号、住所、電話番号、氏名(本名、振り仮名付き)、生年月日、性別、職業を全て毛筆で縦書きする。海外から応募の場合は半紙サイズの紙で、毛筆でなくても構わない》

 じゃあ、「安倍友」か「森友」で。

    *

 私も一首作ってみた。

 

安倍友の光のどけき春の日に

静心なくサクラの散るらむ

    *

 来年は、短歌ブームの火付け役となった俵万智の歌集『サラダ記念日』の出版から30年とのこと。私も俵さんに影響を受けて、一首詠んだことがある。

 

あの土地がいいねと昭恵が言ったから

5月23日は森友記念日

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安倍晋三が《本日「経済界大賞」を受賞致しました。受賞理由はアベノミクス等安倍政権の政策に対する評価でした。総理を辞めて以降、光栄なことに海外の政府、大学、団体等からは様々な賞を頂きましたが、国内では初めての事で励みになりました。感謝です》とツイートしていたので、《おめでとうございます。これも財界や政商の言いなりになってきた成果ですね》とリプを返しておいた。

    *

 わざと新型コロナに感染して、死んだ女性フォーク歌手がいた。息子によると、彼女は仲間内でウイルスに関する不正確な情報を得ており、「自分の論理に反する事実や発言を意図的に無視していた」「わざと感染したがっていた」と述べたとのこと。なお、米ノースウェスタン大学医学校の専門家は「オミクロンは悪い風邪のようなものだと言う人もいるが、これは悪い風邪ではない」「生命を脅かす疾患だ」と強調したとのこと。

 陰謀論者の会合で「コロナあったら飲んでもかまわない。いやホンマに」とか言っていた京大大学院教授もいたが、デマを鵜呑みにすると命にかかわる。

    *

 名古屋市の高校2年の少年が、東大前の路上で高校3年の男女2人を刃物で切り付け、殺害しようとした事件。その少年を知る人が、テレビ番組の取材に対し「すごく頭が良いと聞いていて、高校でも1位か2位くらいで東大以上なんじゃないかって」と答えていた。「頭が良い」と「勉強ができる」は別。勉強が出来るバカは山ほどいる。大学の教員にも。

次のページメディアはそろそろいい加減にしろ

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適菜 収

てきな おさむ

1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171


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