大石あきこが「自民よりも維新と戦う」と言った理由【篁五郎】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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大石あきこが「自民よりも維新と戦う」と言った理由【篁五郎】

■橋下徹とのツイッターバトルは炎上覚悟だった

 

 吉村さんが2015年10月1日に衆議院議員辞めたのに文書交通費100万円を満額貰っていたのを指摘したら橋下さんが出てきた。しかも私に何か言ってきたからわざと乗っかりました。普通の政治家はやりません。でも、橋下さんが馬鹿げたことを言っているところまで降りていかないと面白くないでしょ?(笑)。やってみたら橋下さんが「れいわの大石議員は小選挙区ではボロ負け。比例でかろうじて当選。しかも投開票日10月31日の翌日11月1日にやっと当選。これで10月分の経費100万円を受け取る異常さ」なんて選挙制度知らないの丸わかりなツイートをしてきた。それを返したら橋下さんの地が見えましたよね。

 とにかく「大石あきこを潰したれ」みたいに連続でツイートしてきた。連投すればするほど反響が大きくなって米山隆一さんからも「当選の事実自体は全員10月31日の20時00分に決まっておりますので、当選者全員「4時間で100万円」で変わりありません」なんて突っ込まれるくらいですよ(笑)

 ただ、ツイッターであのような返しをするときは結構失敗もします。こちらとしては賭けというか、自分ならこれが一番おもろいと思って出すようにしていますね。そこから単に炎上して終わるのか、評価されるのかはその時次第だと思います。今回に限っては米山さんのような賢そうな人にも褒められて良かったなと感じましたし、話題にしてもらえるじゃないですか。橋下さんがバカみたいなことやって、私もそれに同次元で対抗したら「あれは大石さんの勝ちやな」って。話題になりやすいですし、こうやって取材も受けているので良かったなと(笑)

 私はローカルな人間で生まれてから大阪を一歩も出たことがなかったんです。今回議員になって初めて東京行って大阪帰るみたいな二重生活を経験しています。東京の人から見たら都構想反対なんてローカルなことをやっていました。実はローカルじゃなくて全国問題だけど、東京の人から見たら「知らん」みたいところあります。でも、これは全国問題でとんでもないことが起きていると危機感を持っている人は少ないと思います。

 「大阪ってみっともないね。何してるの」みたいなことも言われます。でも、東京は小池百合子が都知事やっているじゃないですか。石原(慎太郎)が三期も知事やっていた。だから「人のこと言えないじゃない」って東京のこと思っています。東京の人から見たら「大阪はあれでいいの? なんなの」みたいに冷ややかに言われてますけど、私はその器の中でずっともがいていた存在です。今回のツイッター騒動でいきなりフォロワー数が倍くらいに増えたし、全国的な関心が増えたと思うと発信しがいもありますね。

 これからももっと気軽に政治の話題ができるように悪い意味での敷居を低くできるようにやっていきます。

(前編終わり。後編につづく)

※前編では「大阪府庁で維新の会と戦ってきたこと」を中心にお話ししていただいた。後編では、「国会議員としてこれからどんな活動や訴えをしていくつもりなのか」を聞いてきた。

 

〈プロフィール〉

大石あきこ
1977年大阪府大阪市生まれ。小学生の娘と夫の3人暮らし。大阪大学工学部、大阪大学大学院経て2002年に大阪府に入庁(騒音、大気汚染などの環境職)。2008年橋下知事就任時、サービス残業に抗議し話題に。2018年10月末退職。2019年4月大阪市淀川区から大阪府議会議員選挙に無所属で立候補。13,702票を得るも落選。2021年10月総選挙でれいわ新選組の公認候補として大阪5区から出馬し、近畿ブロックの比例復活で当選して衆議院議員となる。

◉聞き手
篁五郎
1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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