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旅のスペシャリスト3人が深~い“摩訶不思議な世界のキテレツスポット”の話を繰り広げる

奇想天外な旅のスペシャリスト三名が、まだ見ぬ世界へと、あなたをご案内します。

 坂田ミギーさんの世界一周旅体験を綴った著書旅がなければ死んでいた』(KKベストセラーズ)の刊行を記念してのイベント第2弾が、新宿ロフトプラスワンで開催されました。今回はナイロビのキベラスラムでマゴソスクールを主催する早川千晶さんと、怪談・オカルト研究家で最新著書『日めくり怪談』(集英社)も話題の吉田悠軌さんをゲストに迎え、オイルソムリエのAKIさんによる司会進行で「世界のキテレツスポットで大騒ぎ」と題したトークが繰り広げられました。 

左から、坂田ミギーさん(旅マニア / エッセイスト)、吉田悠軌さん(怪談・オカルト研究家)、早川千晶さん(キベラスラムのマゴソスクール主宰)

 

■アヤワスカで精神的に生まれ変わる

 トークはゲスト二人と坂田さんとの関係から始まりました。早川さんが運営するマゴソスクールは、スラム街の孤児や浮浪児たちを助け、未来への希望を作る場所。「ミギーちゃんは旅の途中でそこに立ち寄ってくれたんです」と早川さん。

 吉田さんは坂田さんの著書『旅がなければ死んでいた』の前身となる坂田さんの世界一周ブログ『世界を旅するラブレター』を読み、ご自身が編集長を務める同人誌『オカルトスポットマガジン 怪処』に「こんなすごい旅をしている人がいるんだと、ツバつける意味でご依頼して記事を書いてもらいました」と話します。

 ということでまずは坂田さんのキテレツ旅話。ペルーのサンフランシスコ村で、シャーマンの導きによって「アヤワスカ」を体験する儀式に参加したエピソードが語られます。アヤワスカはLSDの100倍ぶっ飛ぶと言われている幻覚植物。と書くとやばそうですが、合法(の、はず)なのでセーフ。

 吉田さんによれば「アヤワスカの儀式はオカルティックなカルチャー、霊性文化の最右翼」だそうで、「もっとライトなオカルトなんていくらでもあるし、普通にスピリチュアルカウンセリングとか行けばいいのに、坂田さんはいきなりそっちにいっちゃった」と驚いたそう。

 しかしすでに体験済みの坂田さんは「アヤワスカは科学的に合成されたものではなく、植物の名前です。これを叩いて繊維状にして、チャクルーナという緑の葉を一緒に煮て出来ます」と淡々と解説。

 続いて映し出したスライドは、透明のペットボトルに入れられたドロドロの茶色い液体。これが飲む状態となったアヤワスカ。口に入れるにはなかなか抵抗がありそうなビジュアルです。「自分も昔から興味はあるんですけど、結構きついと聞きますね」と吉田さん。しかしその「きつい」は、飲むことのきつさではありません。坂田さんはそのきつさを体験談として語ります。

「私が行った場所は儀式用の建物の中に一人一つずつ洗面器が用意されていました。まずみんな最初に一杯ずつアヤワスカを飲んで、気持ち悪くなって吐く。そのための洗面器。吐いてからが本番です」

 

 飲んでからの状況は人によって違うと坂田さん。「エクソシストみたいにウエーってなってる人、シャーマンを食い殺すかのような動きをする人、号泣してる人、ずっと吐いてる人、立ったり座ったりを繰り返す人もいて、ものすごい空間でした。そういう大変な人のところにシャーマンが行って、それぞれの状態にあわせたイカロという歌を歌うと、収まるんです」

 前後不覚どころじゃない状況に陥るわけですが、坂田さんはなぜそれを冷静に観察できているのかといえば、「全然効かなかったんですよ」とのこと。が、そのために以降、飲まされる量がどんどん増えてしまったという坂田さん。二日おきぐらいで儀式に参加するたびに人より多く飲んだ末、一週間後ぐらいについにドーンときたそうです。「イカロを歌われた途端に、超異世界に一瞬で行ってしまいました。ずっと洗面器を抱えて、内臓が出るぐらい、マーライオンみたいに吐いてました」

 吉田さんによれば、それは「精神的に一回死ぬ体験。そこから戻ってくる、再生するイニシエーションのようなもの」だそうで、坂田さんも「生まれ変わるような感覚がありました。言葉で形容しづらいんだけど、次の日に起きたら、生きてて良かったと思えるようになりました」と話しました。

 

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