旅のスペシャリスト3人が深~い“摩訶不思議な世界のキテレツスポット”の話を繰り広げる |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

旅のスペシャリスト3人が深~い“摩訶不思議な世界のキテレツスポット”の話を繰り広げる

奇想天外な旅のスペシャリスト三名が、まだ見ぬ世界へと、あなたをご案内します。

■悪魔祓いも文化的土壌があれば効く

 続いては、吉田さんが取材したオカルト体験談。なのですが、ちょっといろいろな事情によりお蔵入りとなってしまったとのこと。取材したのは「悪魔憑き」。そのような現象があった場合、悪魔が実在するという考え方もあるし、精神的な病と捉えることもできる、オカルトか近代科学かは視点の違いである、と言える、と吉田さんは解説。素材がお蔵入りとなってしまった取材先では「悪魔の存在についての文化的土壌があったため、悪魔憑きを伝統的な悪魔祓いの儀式で対処できましたが、日本では医者に連れて行った方が効果的だと思います」とのことでした。

 とはいうものの日本が完全に近代医学的、近代科学的なもの一辺倒というわけでもなく、「青森や沖縄では狐憑きを祓う神様やユタといった方々が今もいます」と吉田さん。「文化の土壌としてそうしたものが残っており、同じ文化を有する人たちにとって精神的な治療として機能しています」

 すると早川さんが、「太鼓の音やシャンシャンという鳴り物とかって、アフリカの村でも同じ。あの音がスイッチになって扉を開くってことなのかな」と儀式のスタイルが地域を問わず似ていることに気付きます。坂田さんも「音の波長というかリズムで、そっちの世界につなげていく気がします」と発言。

 吉田さんはこれに「文化の土壌が違うはずなのに、イカロも青森の霊能者も、節回しが確かに似ています」と回答。「このリズムで意識を変性させての蘇り、本当の意味のリフレッシュが行われます。そういう治療を人類はずっと行ってきました。こうした儀式が、治療として機能しているのは確かです」と、儀式の有効性を語ったところで一旦休憩となりました。

 

KEYWORDS:

『旅がなければ死んでいた』1レビュー20食プロジェクト

詳細はこちらへ

 

『旅がなければ死んでいた』の感想・レビューを投稿して、「大切な給食」を、あなたも一緒に届けませんか?
Twitter、Amazonカスタマーレビュー、Instagramフィード投稿、facebook、ブログ、そのほか書評サイトで本書『旅がなければ死んでいた』の感想・レビューを投稿いただくと【投稿1件につき、給食20食分にあたる500円を寄付】します。

 

『旅がなければ死んでいた』
著者:坂田 ミギー

 

Amazonで購入

失恋と過労で、心身ともに瀕死……命からがら出発した、アラサー・独身・彼氏なしの世界一周ひとり旅。行き詰まり・生きづらさを感じているすべての人を、打開と気づきの旅路へと連れていく奇跡の旅行記。
 やりがいのある仕事、好きなものに囲まれた暮らし。不満はないのに不安になるのは、生きにくさを感じるのはなぜなのか。過労で吐血し、心を病み、恋人にフラれる。
 どんなに努力しても幸せになれないことに疑問をもち、逃げるように日本を飛び出した。
「自分と違う価値観で生きるひと」に出会う世界一周の旅で、彼女が見つけた幸せに生きるための「気づき」とは。

 モンゴルでは乗馬を習い、トナカイ遊牧民を探しに山を越え、谷を越え、尻が割れ。
 ギリシャのヌーディスト・アイランドで、全裸のテント暮らし。
 禁断の王国と呼ばれるムスタン王国で、本物の王子さまに謁見。
 チベットの聖地カイラス山で、天空の曼荼羅に出会う。
 ケニアのスラム街で、地元アーティスト集団と密造酒を飲みまくる日々。
 ナミビアの先住民と交流するために、半裸でコスプレした結果、ゴミ袋に入れられて。
 ブラジルのUFOが飛来するスピリチュアルな街でもハプニングに巻き込まれる。
 ペルーのアマゾンで、強力な幻覚剤を飲んでシャーマンの儀式に挑む。
 アメリカではおっぱい丸出しで自転車に乗り、数千人の全裸集団と街中をパレード。

そして世界一周の最後の街・ロサンゼルス。誰もが予期しなかった旅の結末が訪れる。

オススメ記事