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オカルトサスペンスADV『イタチの家渡り』発表。ゼロ年代の東京サブカルチャーを巡り怪異と対峙せよ。東京ゲームショウ2025にて初プレイアブルも

株式会社room6(本社:京都市左京区、代表取締役:木村征史、以下room6)は、アドベンチャーゲーム『イタチの家渡り Wandering Through 2000s Tokyo Culture』(以下、『イタチの家渡り』)を発表いたします。



『イタチの家渡り』は、ゼロ年代の東京サブカルチャーを巡るオカルトサスペンス・アドベンチャーです。ライブハウスやメイド喫茶、ロリータ集う神宮橋……2000年代のサブカルチャーの歴史をたどり、訳アリ物件に憑りついた怪異を故郷へ還しましょう。

■訳アリ物件から始まるサブカル怪異譚

2000年代、東京。

帰る家を失くした大学生、イタチが始めたのは心理的瑕疵物件、いわゆる《訳アリ物件》(令和では事故物件と呼称される)に住むアルバイトだった。履歴書不要、衣食住つき。一週間実際に生活をしながら簡単な確認作業をおこなうだけで、手渡し10万円が得られるボロい仕事のはずだった。唯一のめんどくさい点は、不動産屋の社員、田貫と同居しなきゃならないってこと。

しかし、イタチは知らない。物件には故人となった前住人が遺した怪異「産土(うぶすな)」が居ることを。田貫たち不動産屋の目的はイタチを囮として「産土」を顕現させ、故郷へ還し物件を解放することだという秘密を……

死した若き上京者たちの無念と遺された関係者を訪ねて、東京サブカルチャーを巡る冒険が始まる!




■交叉する2つの視点

調査パートでは、イタチと田貫の2人の視点を切り替えることで物語が進行します。イタチは怪異がまったく見えない一般人……の代わりに、コミュニケーション能力が抜群。初対面のバンギャでもメイドでも、情報集めはお手のもの。対する田貫は人見知りですが、怪異を直接“視る”ことが可能。産土の攻撃を無効化し、情報をつかみましょう。見えるものの違う視点が交叉することで、隠された真実が明らかになるかも!?

事件の全体像をつかむためには、訳アリ物件に引きこもっているわけにはいきません。街に繰り出して、東京のサブカルスポットを巡りましょう。登場するのは、ヴィジュアル系バンドが集う地下のライブハウスや、萌え文化の最前線であるメイド喫茶、ロリータが集まる原宿の神宮橋……2000年代のサブカルチャーの歴史をたどることで、徐々に事件の謎が明かされていきます。





■怪異を「あるべきところ」へ還せ

除霊パートでは、「産土結び」と呼ばれる儀式を通じて怪異の正体を突き止めます。調査パートで集めた情報やアイテムを使い、産土の「名前」「出身地」「死因」を暴き、産土をあるべき故郷へと還すことが目的です。ただし除霊中はイタチが常に危険な目に遭うので、間違えるのもほどほどに……。




■収録エピソード
-突然のベーシストの死――バンギャたちの情愛をめぐる「百目鬼ベーシスト」
-誰がメイドを殺したか?――萌え文化とメイドの秘密を明かす「おしらさまメイド」
-過労死したOLの正体――原宿ロリータと働く意味を問う「きのこロリータ」
-故郷との因縁に決着をつけろ――すべての謎が解ける「ななしゴシック」