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名文の宝庫! 78篇の珠玉のエッセイ/『ベスト・エッセイ2025』8月5日(火)発売!

 小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:吉田直樹)は、日本文藝家協会より委託を受け、書籍『ベスト・エッセイ2025』を8月5日に発売しました。
 本書は、2024年に新聞・雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から、林真理子氏ら6名の編纂委員が、心に響く作品を厳選し、まとめあげたアンソロジーです。

 2024年は、元日に発生した能登半島地震に始まり、各地で猛威を振るった台風・豪雨、歴史的な猛暑など、災害の絶えない年でした。また国内外で新政権が発足したり、生成AIが飛躍的な進化を遂げたりと、激動の一年であったといってよいでしょう。めまぐるしく変化する毎日の中で、安らぎを求める人も多かったと思われます。
 そんな人々にとって本書は、歩みの速度を少し緩めて、ほっと一息ついて休むための止まり木になるかもしれません。多彩な書き手たちによる、さまざまな切り口をもった78篇。その中にきっと、あなたの思いに寄り添うエッセイが見つかるはずです。


カバー画:高橋あゆみ

世界がどんなに不安定でも、平穏とほど遠くても、
私たちには忘れがたい一日があり、忘れ得ぬ人がいて、
代替のきかない関係があり、うつくしい瞬間がある。
言葉で切り取られたそんな「今」の連続が、
この一冊には詰まっている。  
            ――本書編纂委員 角田光代

■編纂委員
 角田光代、林真理子、藤沢周、堀江敏幸、町田康、三浦しをん

■カバー画について
 不思議な植物が咲き乱れる景色の中を、本を片手に歩んでいく人物。私たちの人生は、この絵のように、言葉を携えて未知なるものに出会う旅路なのかもしれません。
ポップな描線と豊かな色彩感覚で、今の時代の感性を見事に表現されるアーティスト、高橋あゆみさんの作品です。

■収録作品著者(全78名)
青山ゆみこ(文筆家)/ 浅田次郎(作家)/ 浅野忠信(俳優)/ 五木寛之(小説家・随筆家)/
井上荒野(作家)/ 上坂あゆ美(歌人)/ 上間陽子(教育学者)/ 江崎文武(音楽家)/
蛭子能収(漫画家・タレント)/ ERIKO(モデル・定住旅行家)/ 大川慎太郎(将棋観戦記者)/
小川洋子(作家)/ 小佐田定雄(落語作家)/ 小山内恵美子(小説家・元新聞記者)/角田光代(作家)/ 笠井瑠美子(製本技術者)/ 川内有緒(ノンフィクション作家)/河崎秋子(作家)/ 川添 愛(言語学者)/ 川村 湊(文芸評論家)/ 岸本佐知子(翻訳家)/ 鯨庭(漫画家)/ 齋藤陽道(写真家)/ 最果タヒ(詩人)/ 柴門ふみ(漫画家)/佐伯一麦(作家)/酒井順子(エッセイスト)/ 佐々木幹郎(詩人)/ 佐佐木 陸(小説家)/ 沢木耕太郎(作家)/市街地ギャオ(作家)/ 柴田一成(京都大学名誉教授)/ 鈴木咲子(花屋店主)/鈴木涼美(作家・エッセイスト)/ 鈴木俊貴(動物言語学者・東京大学准教授)/スズキナオ(ライター)/ 千 宗室(茶道裏千家家元)/ 高樹のぶ子(小説家)/ 高嶋政伸(俳優)/天童荒太(作家)/ 富田望生(女優)/ 西山繭子(女優・作家)/
延江 浩(ラジオプロデューサー・作家)/ 信友直子(映画監督)/ 長谷川 宏(哲学者)/蜂飼 耳(詩人)/ 林 真理子(作家)/ 早見和真(小説家)/ 原田宗典(作家)/平松洋子(エッセイスト・作家)/ 平芳裕子(神戸大学大学院教授)/広瀬浩二郎(国立民族学博物館教授)/ 深沢 潮(作家)/ 福井尚子(ライター・編集者)/福田尚代(美術家)/ 藤沢 周(作家)/ 藤村忠寿(HTB「水曜どうでしょう」チーフディレクター)/星野知子(俳優・エッセイスト)/ ほしよりこ(漫画家)/ 穂村 弘(歌人)/ 堀江敏幸(作家)/町田 康(作家)/ 松永K三蔵(作家)/ 三浦しをん(作家)/
蓑田沙希(「古本と肴 マーブル」店主)/ 牟田都子(校正者)/ 村井祐樹(東京大学史料編纂所准教授)/村上春樹(作家)/ 村田喜代子(作家)/ 燃え殻(作家)/ 山極壽一(総合地球環境学研究所長)/ヤマザキマリ(漫画家・文筆家・画家)/ 横尾忠則(美術家)/ 吉田篤弘(作家・デザイナー)/吉峯美和(テレビディレクター・映画監督)/ 柳亭こみち(落語家)/ わかぎゑふ(劇作家・演出家)/鷲田清一(哲学者)
■多彩な作品群の中から、内容を一部ご紹介
「おじいさんと通りすがりの者」(小川洋子)
観劇の予定を控える中、通りかかった路地で、塀にもたれて座り込んでいるおじいさんを見つけた筆者は――。

「僕を魚博士にした祖母の褒め殺し」(燃え殻)
「人を褒めるプロ」のような祖母に、何かにつけて褒め殺してもらえる幼少期を過ごした筆者。大人になった今も、心の中にいる祖母の声が聞こえてくることがある。

「小澤征爾さんを失って」(村上春樹)
日本を代表する偉大なマエストロを悼み、彼との思い出や、その生き様を振り返る。

「チェーン店が描く地図」(最果タヒ)
知らない街の知っているチェーン店に入るのが好きな筆者。知らない街で、近所でも食べられるはずのパフェを食べながら感じること。

「呪詛(ハート)」(岸本佐知子)
古着屋で買った子ども向けTシャツに書かれていた、回りくどくてちょっと笑える"ののしりフレーズ"とは!?

「箱男」(浅野忠信)
安倍公房の小説を原作とした映画の撮影で、実際に「箱男」になる体験をして分かった、独特の
"快感"。

「名付けがつくる動物の物語」(山極壽一)
内戦を経たアフリカのルワンダへ、26年ぶりに、あるマウンテンゴリラに会いに行った筆者が思索したこと。

■発行社より
 ゆっくり読んで味わいたい"文章のごほうび"を、今年もたっぷりと集めました。
 選りすぐられた78篇のエッセイは、心に響く名文の宝庫です。思わず共感したり、はっとする気づきを得たり、誰にも言わないでいた思いを代弁されたように感じたり――。
 よい文章を読むことは、自分の心をいたわることです。
 今を生きる私たちに寄り添う言葉が詰まったこの1冊を、ぜひ、日々のかたわらに置いていただけたら幸いです。


<書籍概要>
タイトル:ベスト・エッセイ2025
編者:日本文藝家協会
ISBN:978-4-8138-0677-6
定価:2,200円(税込)
仕様:四六判(194mm×135mm)/ 372ページ
発行:光村図書出版
発売日:2025年8月5日
公式サイト:https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shoseki/essay/book-es2025

<会社概要>
[商   号 ] 光村図書出版株式会社 Mitsumura Tosho Publishing Co., Ltd.
[代 表 者 ] 代表取締役社長 吉田直樹
[創   立 ] 1949(昭和24)年2月26日
[資 本 金 ] 3,000万円
[年   商 ] 82億1,553万円(2023年10月期)
[従 業 員 数 ] 230名(2024年4月現在)
[所在地/TEL] 東京都品川区上大崎 2-19-9 / 03-3493-2111(代表)
[U  R  L] https://www.mitsumura-tosho.co.jp/
[事 業 内 容 ] 小・中・高等学校用の検定教科書ならびに付帯する出版物の編集・発行
       一般書籍・教育書等の編集・発行 学習用ソフトウェアの企画・制作
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