【“嘘”というレベルじゃない。安倍首相「移民政策は考えていない」発言】 | BEST T!MESコラム

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

“嘘”というレベルじゃない。安倍首相「移民政策は考えていない」発言

もう、きみには頼まない――。首相への退場勧告。

■世界第四位の移民大国の人

 

 先日、池袋で対談の仕事があったので、早めに行ってサンシャインの水族館とプラネタリウムに行った。カタクチイワシは密集して泳いでいるのに、決してお互いぶつからない。ほとんど数センチしか離れていないのに。その運動能力はすごいと思って水槽の前で見ていたら、よそ見しながら歩いてきた中国人のオバハンが、すごい勢いでぶつかってきた。

 取引先に請求書を2通出さなければならなかったので、ファミリーマートで切手を買った。

 中国人の店員に「封筒用の切手って82円でしたっけ? 92円だったかな?」と聞くと、「ここは郵便局ではないので、わかりません」とのこと。

 コンビニは郵便局ではないということを、あらためて中国人から説教された。さすがは世界第四位の移民大国ですね。バカがバカを担ぐから、国がおかしくなっていく。

 断っておくが、移民政策反対と排外主義はまったく違う。

 排外主義が人種差別や根拠が脆弱な民族主義に基づくものであるのに対し、移民政策反対は、雇用問題や治安問題、安全保障問題などを含めて、危険性が明確であることから導き出された結論である。言葉の壁や文化の摩擦が生じ、皇室への尊敬の念や国柄自体が変質していく。

 欧米では移民の拡大により社会が荒廃し、移民排斥を訴える政党が躍進した。世界各国の指導者が移民政策の失敗を認める中、急激な移民政策を進めてきたのが安倍政権である。

 特区を利用したり、「移民と外国人労働者は違う!」などと言いながら、グレーゾーンを拡大し、「移民政策と誤解されないよう配慮しつつ」(2014年4月4日)、押し通すというやり方だ。

 EUの例を見ても、移民受け入れの拡大はなし崩し的に進んでいる。

KEYWORDS:

オススメ記事

適菜 収

てきな おさむ

1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

もう、きみには頼まない (安倍晋三への退場勧告)
もう、きみには頼まない (安倍晋三への退場勧告)
  • 適菜 収
  • 2018.10.31