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上原浩治に聞く Q.9 オフの過ごし方を教えてください!

メジャーリーガーは数少ないオフの期間、なにをしているの……?

シーズン中はつねに緊張感に満ちている。毎日登板にそなえ、だからといって登板が必ずあるわけではない。張りっぱなしの気持ちを、静められるのがオフの期間だ。
上原投手はオフにどういう生活をしているのだろうか。

奥さんに許可をもらってしたこと

オフの話になると笑顔に。厳しいシーズンの戦いがうかがい知れる。

――オフの過ごし方を教えてください。

ボーっとしていますよ(笑)。それが一番です。オフの二日間くらいは、食べたいときに好きなものを食べて、寝たいときに寝て……、飲みたいときに飲んでみたいな、シーズンには絶対できないことをする。

でも、それもシーズンが完全に終わってから家族と過ごせる二カ月のうちの二日間だけですけどね。

――二日だけですか?

はい。あくまで野球選手としてのオフなわけですから、野球にマイナスになるようなことはしない。それに、やっぱりどこかで不安になるんですよね。練習をしていないと、周りに負けてしまうんじゃないか、っていう。

ただ、世界一になった2013年シーズンだけは2週間休んだ。あの年は例年より一カ月も長くプレーして、心身がもう休ませてくれって言ってるような感じでした。頭では、練習しなきゃと思っているんですけど、心身が「休みたい」って言っているような感じでしたね。

――それだけ疲れ切ったシーズンを終えて、オフの楽しみはあったんですか?

シーズンではできないことをする、っていうことですかね。だから寝たいときに寝てっていう生活です(笑)

あと小さなロールケーキを買ってひとりで食べましたね。僕、甘党なんで。ちゃんと奥さんに許可をもらいましたよ。

――奥さんに許可をもらう理由とは?

僕もわからないです(笑)。

――はははは。

いや、なんか言われたりするわけじゃないですよ。単純に、買ったよっていう、ただその報告ということです(笑)。

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



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