ロボットの進化によるメリット・デメリットは? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

ロボットの進化によるメリット・デメリットは?

シリーズ:3年後に結果を出すための 最速成長②

AIやロボット、Iotなどのテクノロジーの進化や、それに伴い将来なくなると予想される職業なども騒がれて久しい昨今。あなたは10年後の世の中がどのようになっているか、時代の変化にあわせてどう動いておくべきか、考えてみたことはあるだろうか。そのヒントを、赤羽雄二氏の著書『3年後に結果を出すための最速成長』の内容を再編集しながらシリーズでお届けする。第2回のテーマは「ロボット」です。

■ロボットの圧倒的進化と普及

 日本はロボット先進国と言われており、工場の自動化や身障者向けのサポート、介護業務を楽にするためのロボット的な研究も進んでいます。 今後、AIやIoTの発展、センサーの低価格化・高性能化に伴い、ロボットがさらに大きく進化します。

 自動車など機械の組み立てだけではなく、名医でも困難だった難易度の高い縫合・切除などの外科手術から、土木・建設工事、運搬、倉庫内物流、道路・ビル清掃、料理、育児、話し相手、相談相手、ペットの世話などに至るまでロボットが次々にこなせるようになっていきます。

 いわゆる人型のロボットのイメージではなく、「人がこれまでやっていた運ぶ、加工する、処理するなど、物への何らかの働きかけを自動的に行ってくれる」自動機械です。

 言い換えれば、ロボットは、これまで人手だと難しかったこと、危険だったこと、コストが高すぎたこと、うまくできなかったこと、面倒だったこと、ストレスになりすぎたことをすべて置き換えていきます。

 ロボットについても多く情報がありますが、ここでも、ロボットの圧倒的進化と普及が自分にとってどういう意味を持つかという視点で、見ていくことが大切です。

・どういう機能がロボット化されると、非常に便利なのか?
・自分の仕事の、どの部分がロボットに置き換えられるのか?
・自分の仕事をロボットで置き換える際に、どういうサポートが必要なのか?
・ロボットの機能はどういうスピードで上がり、価格はどういうスピードで下がるか?
・ロボットにはどういうリスクがあり、どういう法規制変更が必要か?

 などを常に考え続け、新しい情報に触れ、頭を柔らかくしておく必要があります。新しい情報に触れていれば、自然と頭は柔らかくなりますし、感度も十分高まります。

 
次のページメリット・デメリットとは?

KEYWORDS:

オススメ記事

赤羽 雄二

あかば ゆうじ

ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター。東京大学工学部を1978年に卒業後、コマツで超大型ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国LGグループの世界的な躍進を支えた。主な著書に『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』(ダイヤモンド社)、『頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方』(KKベストセラーズ)、『入社3年塾』(三笠書房)等がある。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

3年後に結果を出すための最速成長 (ベスト新書)
3年後に結果を出すための最速成長 (ベスト新書)
  • 赤羽 雄二
  • 2017.06.09