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「定年後が不安……」家計管理に悩む人が、今のうちに確認しておくべきこと

定年後の家計の守り方①

定年後を、どう生きるか。それは働く世代にとっての永遠のテーマかもしれません。

そこで今回は、定年後の「家計」に注目。「定年後も暮らしていけるのか」という漠然とした不安を抱えていながら、それをどう解消すればいいかわからないという人のために、ファイナンシャル・プランナーの井戸美枝さんが、定年後の家計管理のコツをやさしく解説してくれました(第1回/全3回)。

◆定年後の家計管理のポイントは、実はとてもシンプル

 

 今、定年後の家計について、雑誌などでは様々な文字が躍っていますよね。「あなたの年金がなくなるかも」とか、「定年までに1億円貯金がないと生きていけない」といったあおるような表現に、思わず不安を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

 ただ、不安を感じているからといって、実際に定年後の家計管理についてシミュレーションをしている人というのは、そう多くはないように思います。特に家庭のある男性は、家計管理は全て妻に任せていて、定年後どころか現在の家計の状況も把握していない場合がとても多い。

 現在多くの大手の企業では、社員の不安を解消すべくライフプランセミナーを開催して、「うちは退職金がこのぐらいだから、こういうふうに生活設計するといいですよ」というアドバイスをする機会を設けています。ですが、そういったセミナーに出席する社員というとどうしても50代男性の比率が多く、その人たちは家計管理のポイントがあまり分かっていないので、シートなどに記入してもらうと少しとんちんかんなことが書いてあったりする。

 つまり、将来の家計に対して危機感を持ってはいるものの、漠然とした不安を抱えるばかりで、具体的にどう対処すればいいのか分からない状態にあるのです。

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井戸 美枝

いど みえ

CFP®、社会保険労務士。神戸市生まれ。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。社会保障審議会企業年金部会委員。確定拠出年金運用に関する専門委員会委員。経済エッセイストとして活動し、人生の神髄はシンプルライフにあると信じる。

近著に『ズボラの人のための確定拠出年金入門』(プレジデント社)『定年男子定年女子』(日経BP社)『身近な人が元気なうちに話しておきたいお金のこと介護のこと』(東洋経済新報社)などがある。


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