“なんくるないさ” なぜ沖縄の人は悲壮感がないのか?
日本の最貧困地帯 沖縄のリアル③
沖縄には終電という概念がない。延々と酒を飲む
他にもこの知り合いの教師は、保護者から部費を払うことができないと相談があり、生徒にそれとなく家庭のことを聞いてみたことがあるという。そうすると「お父さんは、昨日も飲みに行って帰ってくるのが遅かった」という話を聞くことが多かったそうだ。
沖縄県は他都道府県と比べても、ダントツの夜型社会だ。それに加えて、飲み会も多いし終電という概念がないので午前様まで宴会が続くのは日常茶飯事なのである。
「明日は仕事は何時から?」
「8時だよ」
「じゃあ、7時まで飲めるね」
という、よく聞く冗談があるぐらいだ。
沖縄には人とのつながりがあり、お酒もある…貧困が社会問題になっていても持ち前の明るさで日々を楽しく豊かに過ごしている県民も多々存在する。
前述したように、「いざとなったら親戚一同が助けてくれるので、貧困から抜け出す努力をしないのではないか」という友人の言葉には納得するものがあった。