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イノシシを食べよう!③~イノシシレシピあれこれ

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■全国のイノシシ料理が気になる!

 皆さんこんにちは! 茨城県でヨガのインストラクターの傍ら、新米猟師をしているNozomiです! さて、前回は皆さんの気になる猟友会について、その仕組みやメリット・デメリットなどについてお話させて頂きましたね。今回は、各地に伝わるイノシシ料理や実際に私が調理したイノシシレシピについてお伝えさせて頂きます。私の拙い文章を通して、少しでも“狩猟”に興味のある方、すでに“狩猟”に携わっている方、そして何より“いのち”と向き合っている方のお役に立てれば幸いです。

 そもそも「イノシシ肉」ですが、なんの肉に近いのか皆さんはご存知ですか? 牛肉? 豚肉? 鳥肉?……ズバリ答えは“豚肉”です! 家畜である豚はもともと、イノシシを家畜化していった動物で、いつでも安定した品質の肉を効率よく供給するために開発された動物というわけなんです。しかし、家畜化されたブタですが、栄養などの面については本家本元のイノシシ肉をしのぐことができませんでした。イノシシ肉の栄養については 『【第12回】イノシシを食べよう! ~ジビエって何?』で紹介した通り、豚肉より低カロリーで脂質が低い上に、高タンパク、さらにビタミンB郡が豊富に含まれているというハイスペックなお肉なんですよ!
 ちなみに現代中国語ではブタの事を“猪”と書き、イノシシの事を“野猪”と書くそうです。へぇ~!

 さて、そんなそんなイノシシ肉の食べ方ですが、「牡丹鍋」と「猪汁」が有名ですね。

●牡丹鍋
 イノシシ料理と聞いて皆さんが真っ先に思い浮かぶのが、イノシシ肉をスライスして、牡丹の花のように飾り付けた、「牡丹鍋」ではないでしょうか? 実はこの「牡丹鍋」、マタギ猟の盛んだった東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山岳地帯だけに伝わっているレシピだと思いきや、意外と全国各地で食べられているようなんです。茨城県でも「牡丹鍋」で検索すると、たくさんの料理屋さんがヒットしますし、神奈川県や岐阜県、兵庫県では牡丹鍋を売りにしたイベントや婚活パーティまで行われているそうですよ。
 牡丹鍋のレシピですが、たくさんのレシピを調べてみたところ“味噌ベース”が基本の様ですね。その土地でとれた野菜やキノコ、豆腐、そしてメインの“イノシシ肉”を昆布や鰹節でとっただし汁で煮込み、最後に味噌を加えて出来上がり! 地域によっては醤油や八丁味噌で頂くこともあるそうです。日本酒などを入れてもいいですね! 私も実際に自分の畑で獲れた野菜を使って作ってみましたがとっても美味しかったです(´▽`*)

自分で育てた野菜と自分で獲ったイノシシで作ったnozomi流牡丹鍋!

 

●猪汁
 牡丹鍋と同じくらい有名なイノシシ料理が、豚汁ならぬ「猪汁(ししじる)」です! 冬場、猟から帰った猟師たちの胃袋と心を癒し、身体の芯から温めてくれたのが「猪汁」だったんです。作り方はほとんど豚汁一緒なので、こちらも味噌ベースですね。ごぼう、大根、人参、長ネギ、玉ねぎ、こんにゃく、イモ類、そしてイノシシ肉をだし汁でしっかり煮込み、味噌と醤油で味付けします。生姜と七味唐辛子をアクセントに! ウマいっ!

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Nozomi

ノゾミ

茨城県の新米猟師。本業はヨガのインストラクター。東京に10年以上住んだ後、一念発起して茨城へ移住。ヨガレッスンの傍ら、おばあちゃんの畑のお手伝いをしている。畑に出る猪を駆除するために“狩猟免許”を取り仲間と共に害獣駆除を開始。近年の猟師・農家の高齢化・減少の現実受けて少しでも若い人に、そしてたくさんの人に“農業”について、“狩猟”について、そして“いのち”について興味を持って持ってもらいたいという想いから2019年1月よりYouTubeにて“Nozomi's狩チャンネル”を配信。2020年にはワーキングウエア(作業服)・防寒着・安全靴・長靴、レインスーツの専門店チェーン<ワークマン>公式アンバサダーにも就任。



♦Nozomi's狩チャンネル

https://www.youtube.com/c/nozomikarichan



♦ランドネたのしみ隊第一期生


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