Uber Eats、9200円寿司「1個無料」の罠。届いたのは1個だけ…利用客の猛抗議にサポートは「分かりにくい表記」と謝罪【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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Uber Eats、9200円寿司「1個無料」の罠。届いたのは1個だけ…利用客の猛抗議にサポートは「分かりにくい表記」と謝罪【林直人】

イメージ写真:PIXTA

 

 友人との豪華な食事になるはずだった。ある日、Aさんはフードデリバリーアプリ「Uber Eats」で「握り / 特上」(9,200円)を注文することにした。注文の決め手となったのは、商品ページに赤色のバナーで大きく表示された「1個頼むと商品1つが無料に」という、非常に魅力的なオファーだった。

 Aさんは当然、9,200円の特上寿司がもう1折無料になるものと解釈。友人と2人で食べるのにちょうど良いと、喜んで注文を完了した。

 

 

 しかし、期待に胸を膨らませて待っていたAさんのもとに届いたのは、非情にも特上寿司1個だけ。アプリの表記を信じていただけに、Aさんは裏切られた気持ちで呆然とした。

 すぐにAさんはアプリのサポートに「注文した商品が1個しか届かなかった」と報告。すると、最初は「返金の対象となる」という自動返信が表示されただけだった。いつ、いくら返金されるのかといった具体的な記載は一切ない。

 Aさんが詳細を求めて再度問い合わせると、サポート側から驚くべき回答が返ってきた。なんと、このキャンペーンは特上寿司が無料になるものではなく、あくまでも「特上のお寿司を買った人は、『若鶏のから揚げ&フライドポテト』(1,180円)が1個無料になる権利」がもらえるだけだというのだ。

 「そんなはずはない」と、Aさんは問題のキャンペーンバナーがはっきりと表示された注文画面のスクリーンショットを添付し、「この表示でそれは苦しすぎませんか? 誤認するのを狙った表示にしか思えません」と激しく抗議した。

 さらにAさんは「大手企業がこのように誤認誘導するような景品表示をすることが考えられません」「長年高頻度で使ってる私でさえ間違えるのに、何も知らない初見ユーザー全員に伝わらない表示法ってどうなんでしょうか」と、表示方法そのものに重大な問題があると重ねて訴えた。

次のページ何度もサポートとやり取りを重ねた末、運営側から届いたメールとは?

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林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。連絡先:https://x.com/everydayjukucho

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