Uber Eats、9200円寿司「1個無料」の罠。届いたのは1個だけ…利用客の猛抗議にサポートは「分かりにくい表記」と謝罪【林直人】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

Uber Eats、9200円寿司「1個無料」の罠。届いたのは1個だけ…利用客の猛抗議にサポートは「分かりにくい表記」と謝罪【林直人】

 

 何度もサポートとやり取りを重ねた末、運営側から届いたメールには、Aさんの解釈を否定する内容が記されていた。「キャンペーン内容は、『握り/特上』がもう1つ無料で付くものではなく、ご注文時に『若鶏のから揚げ&フライドポテト』を無料で追加いただける内容となっておりました」と、あくまでサイドメニューが対象であったと説明した。

 

 

 

 しかし、メールはこうも続いていた。「ご注文方法が分かりづらく混乱を招いてしまい、申し訳ございません」「何度もお問い合わせいただいている『わかりにくい表記』に関しては、担当部署にすでに報告させていただいており改善に努めております」。

 運営側は、Aさんが期待した「特上寿司がもう一つ無料になるプロモーション」は実施していないと回答を締めくくったが、Aさんの怒りは収まらない。

 Aさんが問題視しているのは、単なるサポートの対応や操作ミスではない。「ユーザーがパッと見た時に、多くの人が誤解するような表示をして購買意欲をそそる行為」そのものだ。9,200円の高額な寿司のページで「商品1つが無料に」と謳いながら、実際は客が自らカートに追加しなければならない安価なサイドメニューが対象だったという表示方法だ。

 Aさんは、「大企業がこのような手法で消費者を欺くことは、重大なコンプライアンス違反だ」と、運営企業の姿勢に強い不信感を抱いている。

  世の中はまるで詐欺紛いのトラップだらけ。全く油断ができない。

 

文:林直人

KEYWORDS:

✴︎『福田和也コレクション』新刊発売中✴︎

福田和也コレクション2:なぜ日本人はかくも幼稚になったのか

福田和也 著

 

全国民必読!

保守派の論客・福田和也が

遺したものとは何だったのか・・・

佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦!!

✴︎「思想は実践に影響しなければ意味がないと考えた、同世代で私が最も尊敬する知識人の一人である。」

✴︎「私は「保守派の論客」という規定では、福田氏のスケールをとらえ損ねると考えている。」

✴︎「福田氏は、保守派の論客であるが日本国家が自明であるとは考えていなかった。」

✴︎「福田氏が考えていたのは、全ての人間に備わった責任感ということだったように私には思えてならない。」

✴︎「『真剣な問に対して、責任を持って答えるとはどういうことか』について、私は福田氏から多くを学んでいる。

第一部 日本とは何か

日本の家郷

「内なる近代」の超克

日本人であるということ

乃木希典

保田與重郎と昭和の御代

第二部 ナショナリズムとは何か

なぜ日本人はかくも幼稚になったのか

この国の仇

余は如何にしてナショナリストとなりし乎

大丈夫な日本

【解説一】西部邁 【解説二】久世光彦 【解説三】角川春樹

本書解説 佐藤優

「福田和也氏の普遍主義とアナーキズム」

総頁676頁の【完全保存版】

 

 

✴︎好評既刊✴︎

福田和也コレクション1:本を読む、乱世を生きる

 

 

国家、社会、組織、自分の将来に不安を感じているあなたへーーー

学び闘い抜く人間の「叡智」がここにある。

文藝評論家・福田和也の名エッセイ・批評を初選集

◆第一部「なぜ本を読むのか」

◆第二部「批評とは何か」

◆第三部「乱世を生きる」

総頁832頁の【完全保存版】

◎中瀬ゆかり氏 (新潮社出版部部長)

「刃物のような批評眼、圧死するほどの知の埋蔵量。

彼の登場は文壇的“事件"であり、圧倒的“天才"かつ“天災"であった。

これほどの『知の怪物』に伴走できたことは編集者人生の誉れである。」

オススメ記事

林直人

はやし なおと

起業家・作家

1991 年宮城県生まれ。仙台第二高等学校出身。独学で慶應義塾大学環境情報学部に入学(一般入試・英語受験)。在学中に勉強アプリをつくり起業するも大失敗する。その後、毎日10 分指導するネット家庭教師「毎日学習会」を設立し、現在に至る。毎年100 人以上の生徒を指導し、早稲田・慶應・上智を中心に合格者を多数輩出している(2021 年早慶上智進学者38 名・7/20 時点)。著書に『うつでも起業で生きていく』(河出書房新社)、『人間ぎらいのマーケティング人と会わずに稼ぐ方法』(実業之日本社)などがある。連絡先:https://x.com/everydayjukucho

この著者の記事一覧