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「体力は落ちるが、技術は上がる」、49歳まで現役を続けた山本昌の哲学

最も長く現役を続けた日本人選手、その秘密はどこにあったのか。

Q.「継続を力にする」方法とは?

 こればかりは、自分が経験を積んでいく過程で築き上げていくものでしょうから、私から「これをやれば大丈夫です」と安易には言えません。

 ただ、ひとつ言えるとすれば「自分に敏感になる」ことが大事なのかもしれません。
 自分を第三者的な立場で、常に俯瞰して見られるかどうか。 あとは、やっぱり仕事を好きになることでしょうか。そこから「極めたい」という気持ちを持ち続ければ、いつか自分が納得できる成果を得られるのではないかな、と思っています。

 私の場合は、野球が好きであるということを除けば「無駄な努力」が苦になりませんでした。厳しい練習を毎日することは苦手でしたが、ランニングやキャッチボールといった簡単なメニューをこなすことは得意でしたね。
 ローテーションの中6日のメニューは27年間変えずに続けましたし。具体的に説明するとこうです。

 1日目……30分間のジョギング

 2日目……登板での内容が良ければ休養日。悪ければレフトからライトまでのポール間走を10本(その日のコンディションによる)

 3日目……180メートルダッシュ10本

 4日目……110メートルダッシュ10本+ピッチング

 5日目……50メートルダッシュ10本

 6日目……30メートルダッシュ+ピッチング

次のページ本数は若手と同じだけこなし続けた

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山本 昌

やまもと まさ

1965年8月11日、東京都生まれ。神奈川・日大藤沢高から83年秋のドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。プロ5年目、88年の米国への野球留学をきっかけに飛躍し、同年8月プロ初勝利。以後はスクリューボールを武器に活躍する。93年に最多勝利、最優秀防御率のタイトルを獲得すると、翌94年には連続最多勝利と沢村賞に輝く。97年にも最多勝利。2006年9月16日対阪神戦でプロ野球史上最年長の41歳1カ月でノーヒットノーラン、08年8月4日の巨人戦で史上24人目となる通算200勝を樹立。通算581試合に登板し219勝165敗。


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