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「スマホ歩き」ではない、最もお金のかからない健康法「ながら歩き」を習慣に

『医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣』発売記念コラム4

特に健康に気をつかっているわけではないのに、元気で長生きしている人はどこか違うのか? それは日々の基本的な生活習慣にあった。多くの患者を見る町医者であり、ベストセラー本の著者である長尾和宏先生が、90代を元気で過ごす人から得た、超基本の生活習慣とは。

■街中をフィットネスセンターにしよう

 

 毎日歩くことを習慣にしようと思ったら、ウォーキングの時間をつくるというよりは、生活のなかに歩きを組み込むほうがおすすめです。

 たとえば、近くの公園に行って歩こうとか、あるいはフィットネスセンターに行って歩こうと思ったら、まとまった時間が必要です。着替えたり、女性であれば化粧をしたりと、身支度にも時間と手間がかかります。

 そうではなく、たとえば電車に乗るときに最寄り駅ではなく一駅先まで歩く、あるいは降りるべき駅の一駅手前で降りて歩く、電車の乗り換え方法が複数あるときにはあえてたくさん歩けるルートを選ぶ、お昼ご飯を外で食べるときにちょっと遠い定食屋まで足を延ばす、スーパーもいちばん近いお店ではなく二、三番目に近いところに行く──。

 そんな風に毎日の生活のなかに「歩く」ということを組み込んでいくのです。

 特に都会ではちょっと歩けば駅にたどり着きますよね。場所によっては、電車で行くよりも直線距離を歩いたほうが早く着くという場合もあるでしょう。

 そんな風に「一日のどこで歩けるか」と考えて、普段の生活圏をフィットネスセンターに見立ててはいかがでしょうか?

 入会金も月会費も要らないフィットネスセンターです。たとえば、大きな駅なんて、その存在自体がフィットネスセンターのようなもの。昇ったり降りたり、「ほんまにまだ駅の中なん?」と思うほど、えんえんとまっすぐの道が続いたり。

 ウィンドウショッピングをしながらぶらぶらと歩くのもよし、人間観察をしながら歩くもよし、いまだったら「ポケモンGO」をしながら歩くという人もいるかもしれませんね。

 個人的には、夜の街歩きも大好きです。昼間とはちょっと毛色の違う人たちがどこからともなくわいてきて、社会勉強になります。

 

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長尾 和宏

ながお かずひろ

1958年、香川県生まれ。医師、医学博士。医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長。84年、東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。95年、兵庫県尼崎市で開業、2006年より在宅療養支援診療所となり、外来診療と24時間体制での在宅診療を続ける。日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本禁煙学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本内科学会認定医、関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授。近著に『病気の9割は歩くだけで治る! 』『認知症は歩くだけで良くなる』(ともに山と渓谷社)、『がんは人生を二度生きられる』『その医者のかかり方は損です』(ともに青春出版社)、『「平穏死」10の条件』(ブックマン社)など多数。


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  • 2016.10.21