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堀江貴文・独占インタビュー「つらい子育てを変える方法はいくらでもある」

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子どもがずっと親と一緒にいるほうがおかしい

写真/柚木大介

 僕はオンラインサロンの仕組みで「教育」も変えられるんじゃないかと、本のなかで書いてますよね。さらに言えば「子育て」だって変えることは難しくないんですよね。本当は子どもは社会の中で育てた方がいいんですよ。

 幼稚園や保育園というのは、ずっと同じ地域に住んでいる子どもたちとしかコミュニケーションがとれないわけで、もっといろんな子どもと関わったほうがいいはず。

 それに先生っていう職業に就いている人たちはほとんど社会経験がないから偏っているんですよね。だから偏った先生とか保母さんに育てられた子どもも偏ってしまう。

 偏った先生と同世代の同じ地域の子どもたちとしか交流してない。それって、ものすごいいびつな子どもを育てているように思えませんか? そういう子どもを再生産するよりは、社会で育てた方がいいんですよ。

―子どもを社会で育てる。堀江さんの中でもう何かアイデアはあるんですか?

 たとえば、シェアオフィスにわーっと子どもがいても別におかしくはないですよね? あとは会社に子どもを連れてきてはいけない理由なんてないですし。「うるさい」とかいう社員がいるのであれば、保育士的な人を雇ってもいいし、持ち回りで社員がやることだってできる。1時間ごとに交代して子どもの相手をシェアすれば、子どもには社会性がつくし、社員の仕事の息抜きにもなりますから。

 僕も子どものころ、夏場は田舎にホームステイというか、おじいさんの家に1ヵ月くらい預けられていましたよ。そこで近所の子と仲良くなるんですけど、仲良くなったころには家に帰ってしまって、また次の休みになると「はじめまして」みたいな状態になってました。でもいまはネットがあるんだからLINEでつながることもできますよね。

 子どもっていうのは、そうやって「田舎の閉鎖性」を突破できるし、田舎の大人も子どもに対してはバリアを解くものなんですよ。

 田舎に限らず、地域性というのもあんまりよくない。全然食生活とか生活習慣が違う子どもたちが集まることで、多様性のある子どもが生まれやすくなるはず。

―きっと、親もずっと子どもと一緒にいないで済むというのはよいことですよね。

 子どものために頑張る、という真面目な人のほうが、むしろ危ないですからね。GWに潮干狩りに行くために、大渋滞のなか車で出かけるってやっぱりおかしいわけで。だいたい自分がお父さんだったら、せっかく仕事が休みで寝られる日に、子どものためにわざわざ潮干狩りに行くんですよ……。そういうのおかしくて、別に他の日に行けばいいし、それこそシェアして持ち回りで連れて行けばいいわけで。

 虐待してしまったお母さんでも、それまでは毎日お弁当を一生懸命つくって良いお母さんだった人も多い。でもそういう真面目な人ほど、いろんなものをずっと溜め込んでしまって、あるときにどーんと爆発をしてしまうんです。

 だから本当は子どもも、僕みたいないい加減な大人と一緒にいるほうが、ある意味でいいんですよ、僕は絶対子どもにキレたりはしないですし(笑)。

 このご時世で、夫婦だけで子どもを育てていくのはハードルが高いわけで、だからと言って待機児童問題とか保育士不足とかの問題を一挙に解決するのも現実的ではない。既存のシステムには制度疲労がある。だからSNSやモバイルなどをもっと活用した、新しい時代の就学前児童のケアシステムを作るべき。

 そもそも昔の村は大家族や村全体で子どもの面倒を見ていたわけで、小規模な集団でそれぞれの子どもの面倒を見る互助会的な仕掛けを作ることで、それと同じことはできるはずなんですよね。夏休みの間は田舎の集落にお願いして、分泊で1ヵ月過ごしてみるとか、泊まりがけでバスツアーをやってみるとか、やり方はいくらでもあると思う。

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堀江 貴文

ほりえ たかふみ

1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッジ(後のライブドア)を起業。2000年東証マザーズ上場。時代の寵児となる。2006年証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、実刑判決を下され服役。現在は、自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「TERIYAKI」「焼肉部」「755」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活躍。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者。2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文サロン」(現・HIU)をスタートした。


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