「私たちの声を聞いて」人気声優が切なる願い 「インボイス問題」公開ヒヤリング |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「私たちの声を聞いて」人気声優が切なる願い 「インボイス問題」公開ヒヤリング

 

■声優・岡本麻弥さんが官僚たちへ語った切なる願い

 最後に声優の岡本麻弥さんから官僚へ向けてこのような言葉が送られた。

「私は何度か(公開ヒヤリングに)参加させてもらっていますけど、私たちの声が届いているのかわからないんです。私たちは同じ国の国民です。敵じゃないから助けてほしいんです。(官僚の皆さんの)お立場があるのはわかります。個人の声を「今ここでこうとしか答えられない」というお気持ちもわかります。でも、こういう問題は「個別で」と言われても、個別で起こっている事実を伝えるしかないんです。どうかここだけで終わらせないで(省庁に)持ち帰って話し合って欲しいです。個別でと言われても、私たちは希望して登録するわけじゃないんです。色んな事情があります。その事情をお伝えしています。なので、そうした事情が色んな業界でたくさんあることを表面やマニュアルで答えるのではなく、前に進めてほしいです。よろしくお願いします」

 彼女の声は霞ヶ関の官僚たちに届くのだろうか。そして公開ヒヤリングに誰一人、一度も参加議員がいない自民党、公明党、維新の会の国会議員に届くのだろうか。弱いものを救うのが政治のはずだ。すべての政治家はそのことを忘れずにいて欲しい。

 

文:篁五郎

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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