外出自粛の今だからこそセルフケア。老け髪にならず「美髪」をつくるコツ |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

外出自粛の今だからこそセルフケア。老け髪にならず「美髪」をつくるコツ

アンチエイジングデザイナー・村木宏衣が伝授!大人のための“美人習慣”-③

別所哲也さんがナビゲートするJ-WAVEの「TOKYO MORNING RADIO」に、4月のマンスリーゲストとして、村木宏衣先生が毎週木曜の朝6:30から出演中です。著書『おとなの美人習慣』から、美と健康キープのため実践するちょっとした習慣を、5回にわたってトーク。毎回、こちらでも同じテーマの内容を、本書からお届けしていきます。

  

 第3回の今日の放送は、脱・老け髪のお話でした。家にこもる時間が長くなっている方は、ぜひいつもより髪に手をかけてあげてください。髪が美しくなって手触りが良くなると気分が弾みますし、特に、頭皮をほぐすことは頭部の血流を上げて思考をクリアにし、不安やモヤモヤもスッキリさせてくれます。

■髪年齢は「頭皮」で決まる

 30代半ばを過ぎたあたりから、髪にも年齢による変化が表れ始めます。白髪が目立ち始める、パサつきが気になる、うねった細い毛が生えてくる、ボリュームが減って薄毛になる…。そのせいで、前髪のセットがしにくくなったり、ブローがうまくきまらなかったりして、朝の身支度に時間がかかってしまうことも。

 シャンプーやトリートメントにこだわってヘアケアをするのも大切なことですが、おとな世代が意識すべきは頭皮です。老化した髪を根本から改善するには、髪の土台である頭皮から、しっかりケアを行う必要があります。

 ケアのためにまず習慣にしていただきたいことは、頭皮を徹底的にほぐすことです。頭皮とおでこ、おでこの上から後頭部に向かって頭蓋骨を覆っている「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」はみな連動して、後頭部から引かれるようにスムーズに動くのが理想です。このとき、頭皮が凝り固まっていると、背骨側からいくら引っ張られても動くことができません。つまり、頭皮そのものが柔軟であることが大切なのです。

 頭皮に柔軟性が戻ってくると、元気な美髪へ導かれることはもちろん、顔全体のリフトアップにも大きな効果が期待できます。すでに広く知られているとおり、頭と顔は一枚の皮でつながっているからです。美髪と美顔で一石二鳥ですから、頭皮ケアはとても効率のいい習慣といえます。

徹底的に頭をほぐす

 ツヤのある美しい髪でいられるよう、私は毎日、徹底的に頭をほぐしています。お風呂に入る前に、ざっと両手で頭をほぐしてからシャンプーをしたり、シャンプーしている間にもほぐすことを意識したり。

 私が毎日、お風呂で髪を洗うまえに行っているメソッドを解説します。たるんだ頭皮や、その奥でカチカチに凝り固まっている筋肉を、3ステップでやわらかくほぐす方法です。

書籍発売イベントで頭皮ほぐしを実演。これだけでリフレッシュできるとの声が。

  

 (1)まずは、頭頂部に大きく広がる「帽状腱膜」。頭蓋骨のゆがみによって引き伸ばされたり、血流が滞ったりしやすいので念入りにほぐしましょう。
指を大きく広げ、おでこから後頭部へと指の腹で耕すようにジグザグにほぐします

 (2)次は、食いしばりによって縮まりがちな「側頭筋」。顔のたるみも引き起こすため、ほぐせば顔のリフトアップにもなります。
両こぶしの人差し指~小指の平らな面で、生え際から耳の上を通って後頭部の方まで上下にジグザグに動かします

 (3)最後に、後頭部に広がる「後頭筋」もよくほぐして、背骨側からおでこまでの頭皮が連動してスムーズに動けるようにしましょう。
両こぶしを後頭部にあて、後頭筋と首から背中へとつながる筋肉を、上から下へジグザグと動かしながらもみほぐしていきます

 このメソッドは髪が元気になるだけでなく、疲れのリフレッシュにも効果的。特に、凝っている方が多い生え際は重点的に行うことをおすすめします。仕上げに、首の上から鎖骨に向かってさするようにリンパを流すと、疲れもむくみもすっきり。ぜひ、夜のシャンプーの習慣にしてください。

 

KEYWORDS:

オススメ記事

RELATED BOOKS -関連書籍-

おとなの美人習慣
おとなの美人習慣
  • 村木 宏衣
  • 2019.12.21