【緊急!医療崩壊を防げ‼️】岩田健太郎教授「医療崩壊」を防ぐために私たちがたった今するべき「正しい判断」 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

【緊急!医療崩壊を防げ‼️】岩田健太郎教授「医療崩壊」を防ぐために私たちがたった今するべき「正しい判断」

「STAY HOME(家にいる)」で救える命!

◼️医療崩壊をさせないための「正しい判断」

岩田健太郎 神戸大学病院感染症内科教授

 本書取材の3月23日時点で、感染症内科医師・岩田健太郎氏は、日本で医療崩壊を招く恐れがあることを述べた。新型コロナ感染症への最適な治療法が現況、「ない」今、実際にこの一週間ほどで、感染者はさらに増え、感染への不安を訴える患者も含め、病院はパニック。医療態勢が崩壊した大きな病院も出てきた。またそれが今後も感染者の拡大とともに予想される事態だ。

 救助され得る重篤な感染患者が命を失う可能性がより高まる。

 これは岩田医師がパンデミック直後から警鐘を鳴らしてきたことだ。

 では、私たちは医療崩壊を招かないために何ができるのか?
結論を急ぐ。それは感染経路をブロックすること。具体的にできることは空気感染でウイルス感染をしない新型コロナでは、

①飛沫感染(鼻や口からの水しぶきでを吸い込むことで起こる感染)と
②接触感染(落ちた飛沫に触れることで起こる感染)

 上記二つの感染をしないような経路をブロックする。さらに感染は大半が手から顔に触れて感染してしまう場合が多い。なので、まずは、手指消毒、手洗いをしっかりすること。そして経路ブロックの完全回避方法をこう話す。

 「家から出ないこと(STAY HOME)だ!」

 ただし、岩田先生は「引き籠り」には警鐘を鳴らす。
「家から一歩も出ない。部屋から一歩も出ない。誰にも会わない。これを貫けば、感染はしませんけど、こうなったら、もう一種の病気です。すごく不健康な状態だと思います」
不健康な状態にならないために、できるだけ今は外出を控えることはあっても、人との適度な距離感をもって散歩したり、運動をすることも必要なことは付け加えておく。
「我々が求めるべきは『より低いリスク』であってゼロリスクではないのです」(岩田先生)

◼️「新型コロナか」と症状が出た時の「正しい判断」

 さらに、自分が「新型コロナか」と症状が出た場合、病院に駆け込む前にぜひ以下の事実を冷静に知っていただきたい。

●「新型コロナ感染症」による臨床症状と「風邪」の臨床症状は比べても変わらないと言われる。また8割は「そのまま治る」ということ。
●そして2割が1週間ぐらいで症状が重くなり、「息苦しくなる」気道感染の症状が出ること。
●PCR検査でも3割以上は「見逃して」しまうこと。「コロナでないことは証明できない」からコロナか風邪かは気にしない。

  では風邪の症状が出た場合、私たちはどうすればよいのか。
岩田先生は、検査ではPCR(Polymerase Chain Reaction)検査でも感染者を見逃していることを踏まえ、「コロナかコロナじゃないかはさしあたり気にしなくていい」と語る。
上記「事実」を踏まえて、こう結論する。

 風邪を引いたら自宅で休む。会社や学校にはいかない。

 今、医療のリソースは、8割の回復する陽性患者ではなく、2割の重篤者の「命」をまず優先的に割くようにする必要がある。
自覚症状が出て「不安」が襲ってきたときでも、ぜひ冷静に、あなたの理性と知性で落ち着いて行動することを期待したい。(『新型コロナウイルスの真実』より構成)

【注】なお、本書『新型コロナウイルスの真実』は現在、書店の休業などで「お手元に届かない」との多くの皆さまからお問い合わせが入っております。全国の書店で配本されていますが、くれぐれも「外出」の際は感染経路と感染の知識を踏まえ、ご行動されることを衷心よりお願い申し上げます。

KEYWORDS:

岩田 健太郎

いわた けんたろう

1971年、島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター教授。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。日本では亀田総合病院(千葉県)で、感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任。著書に『予防接種は「効く」のか?』『1秒もムダに生きない』(ともに光文社新書)、『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)、『主体性は数えられるか』(筑摩選書)など多数。


この著者の記事一覧

RELATED BOOKS -関連書籍-

新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書)
新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書)
  • 岩田 健太郎
  • 2020.04.11
インフルエンザ なぜ毎年流行するのか (ベスト新書)
インフルエンザ なぜ毎年流行するのか (ベスト新書)
  • 岩田健太郎
  • 2018.11.09