【伊東四朗さん特別インタビュー②】「人生100年時代」をどう生きる!? 人生を愉しむ秘訣を伝授 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【伊東四朗さん特別インタビュー②】「人生100年時代」をどう生きる!? 人生を愉しむ秘訣を伝授

多岐にわたり、いまだ一線で活躍する伊東四朗さん 「人生100年時代」の今をどう過ごしているのか。

■何かを覚えると自分に自信が持て、脳も瑞々しくなる気がします

――21歳でデビューして芸能生活60余年。終活を始めたり、セミリタイヤしたりするシニア芸能人がいるなかで、今もなお〝現役〞生活を送る伊東さん。シニア世代に向けた、人生を愉しむ秘訣としてこんなエールを送る。

 記憶する楽しさというのはあるんじゃないのかな。何でもいいから、何か覚えてみるのはいいもんですよ。私の場合は、セリフを覚えるのが仕事なので、これができなくなると廃業するしかない。それで、セリフ覚えの助けになるようなことをしたいと思って始めたのが、何かモノを覚えてブツブツしゃべること。

――これまでに覚えたジャンルは実に多彩。アメリカの全50州名をはじめ、Jリーグや米メジャーリーグのチーム名、日本の旧国名、世界各国の国名など、取材現場でよどみなく単語を発して見せた。「世界の国名は199まで覚えてやめてるの。中途半端がいいんですよ」と遊び心も忘れない。なかでも周囲から絶対無理と言われたのが百人一首だという。

 覚え方もバリエーションがあるんです。まず歌そのものを百首覚えるでしょ。それから作者と歌をセットで覚えたり、下の句を見て、上の句が言えるように覚えたり。それだけでも300通りはあるんじゃないかな。ある種の脳のエクササイズですね。みんなにそんなことできないって言われたけど、できるんです。私がやったんだから。

 それとか円周率を覚えてみるとかね。ちゃんと覚えようとすると、頭に入ってくるもんなんですよね。3・14159265358979323846って(編集部注︙ご名答でした)。こんなことブツブツ言うんです。やっていると退屈しないですよ。

 脳細胞って一生の間に使わないところがあるらしいじゃない。だから遊んでいるところを使い続けていれば、セリフも覚えやすいかなと勝手に思っているんですけどね。覚えると自分に自信も持てるし、脳が瑞々しくなっていくような気がします。そんなことやりながら、これからもオファーがあれば仕事はやり続けます。断ると誰かがやるでしょ。それ見るのが一番嫌なんですよ。悔しいですから。そういう心持ちじゃないと続けられないのかもしれないね。

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【伊東四朗さん 略年表】
昭和12年(1937) 東京府東京市下谷区竹町(現在の台東区台東)にて5人兄弟の4番目として生まれる。
昭和24年(1949) アマチュア劇団を主宰していた長兄に引っ張り出され初舞台。
昭和31年(1956) 就職試験にことごとく落ち、早大や東大などの生協に掛け持ち勤務。
昭和33~34年(1958~59) 劇団「笑う仲間」が浅草・松竹演芸場で旗揚げ。参加する。
昭和34~36年(1959~61) 「笑う仲間」が解散となり「石井均一座」となる。
昭和38年(1963) 三波伸介、戸塚睦夫と共に「ぐうたらトリオ」を結成していたが、日劇支配人の要請により「てんぷくトリオ」に改名。人気に。
昭和43年(1968) ABC『てなもんや三度笠』の後期にほぼレギュラー出演。
昭和44年(1969) ~NHK大河ドラマ『天と地と』に出演、役者の仕事が増えていく。
昭和50年(1975) TBS『笑って笑って60分』(1975~81)で大人気に。
昭和51年(1976) NET『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(1976-78)開始。ベンジャミン伊東、電線音頭、大ブレイク。
昭和54年(1979) TBS『ザ・チャンス』(1976~86)など司会業でも人気に。
昭和58年(1983) NHK連続テレビ小説『おしん』で好演。舞台に映画に大活躍。
昭和62年(1987) 映画『マルサの女』など出演。50歳に。
平成9年(1997) 還暦。文化放送『親父熱愛』はじまる(~現在)。
平成19年(2007) 古希。映画、ドラマなど多数出演。
平成29年(2017)~現在 傘寿。テレビに舞台に活躍中。

 

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伊東 四朗

いとう しろう

俳優/コメディアン

昭和12年(1937)、東京都出身。1958年より劇団「笑う仲間」に参加。その後、石井均一座など舞台喜劇の世界で活動。63年頃から「てんぷくトリオ」として人気になり、その後も『てなもんや三度笠』『みごろ!たべごろ! 笑いごろ!』『笑って! 笑って!! 60分』など人気番組に出演。国民的ドラマとなったNHK朝の連続テレビ小説『おしん』でも好演を見せた。82歳の現在もドラマや映画、舞台、CMなど多彩な活躍を続ける。


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