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「友達が多い」と語る男がヤバい理由とは?
~人気女性ライターが感知した“あかん男”たち~

クズではないけど、第六感の危険信号を刺激してくる男たち

“結婚をしてもしなくても、どちらでも心健やかに生きていけるコツ”を綴った『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』の著者・小林久乃さん。今回は特別に著書の中で、好評を得ている『あかん男』というコラムを抜粋して『BEST TIMES』で数回に渡って紹介していく。さて、その『あかん男』とは? 独特の人間観察視点を持つ小林さんが、ライターという職業柄や数多くの婚活体験を通して出会ってきた「……なんかこの人、おかしくない?」という癖、習性を持った男性たちのこと。さらに同じケースの『あかん男』を何人か集計、性格の動向を見出した分析結果のことを書籍に掲載したところ、大人気。ぜひこの機会に読んで身を振り返って欲しい。ひょっとして、あなたの周りにも『あかん男』が潜んでいるかもしれない……?

『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』より引用)

 例えば借金がある、DV癖がある、浮気をする、実は前科があるなどの訳あり物件の男性を『クズ男』と総称するとしよう。でも中には表面的に分かりづらいけれど、そのクズに到達していないけれど、人間としての危険性をはらんでいる男がいる。その本性がほんのちょっとした言動や風貌で「(……この男、なんかおかしくないか?)」と、第六感を刺激してくる男を何人か見てきた。

 そういった男を総称して個人的に『あかん男』と呼んでいる。中でも、その言動が分かりやすかった数名のエピソードをランダムに紹介していきたい。

 未然に男性災害を防ぐための、防御策をどうぞ。

 

“あかん男”たち③

【友達が多いかもしれない男】

▼胡散臭い▼

 女性は未来のことを、男性は過去の栄光ばかりを話す。これは男女でくっきりと分かれる特徴のひとつだと思う。昔はそれが気になっていたけれど、35歳を超えたくらいから許容できるようになった。

「(……まあそのくらいはねえ……ご本人も話をしたいでしょうし……)」

 その場だけ流しておけばいいし、これは私ひとりごときで食い止めようがない。そんな大人の対応ができるようになった私でも、どうしても引っかかってしまう男性が発するフレーズがある。

 

「俺、友達が多いんだよね」

 これを聞いたら、一瞬だけでもその男性を疑ったほうがいいかもしれない。このフレーズに違和感を覚えたのは、30歳頃のこと。芸能事務所でマネジャーをしていた男性だった。いわゆるノリが良く、饒舌で仕事もできると評判の人物。業界人を集めた飲み会を何度も開催していて、私も若気の至りでその会に参加していた。

 

 彼はいつも会場内を忙しそうに回って、招待客と楽しそうに話していた。そして彼の会話から度々聞こえてきたのが、

「友達が多いんだよね」

 である。相手に合わせて『多くて』『多いから』『多いもん』とまるで三段活用であるかのように、語尾が変わっていた。なぜかこれが耳に残ったのである。

 自分と照らし合わせてみてほしい。友達が多いことを各所であなたは誇張するだろうか。本当に信頼し合った友達に恵まれているのなら、敢えて口にする必要はない。

 むしろ人数なんて少なくてもいい、友情とは濃度の問題なのだから。

 その後、彼は独立開業をしていたけれど、すぐに倒産したという噂を聞いた。窮地に追い込まれた状況を、友達は助けてくれなかったのだろうか。

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小林 久乃

こばやしひさの

ライター/編集者/クリエイティブディレクター/撮影コーディネーター

地元タウン誌から始まり、女性誌、情報誌の編集部員を経てフリーランスへ。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事も持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には10万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。著書『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ)が好評発売中  

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