値段がつかない空き家それはまだ活用すべき家なのだろうか?

 やはり、現地へ足を運んで調べてみると、問題の深さが見えてくる。

 最後に、このツイートを発信した「全宅ツイのグル」さんに、ツイートに込めた真意を伺ってみた。

 「みんな大好き、空き家問題。不動産コンサルタントたらいう輩たちが大声で言うとるわ。空き家が増えていく中、新築を次から次へと建ててるとは何事ぞと。彼らは住宅の新築戸数に政府が一定の制限を掛けて、今ある空き家を活用せいとまで叫んどる。」

 「ほんなら、ここで総務省統計局が5年毎にやっとる『住宅・土地統計調査』の平成30年の調査結果見てみよか。東京都の平成30年10月における総住宅数は約766万戸、うち空き家は約81万戸。空き家率は11.3%や。では、5年前の平成25年の空き家数はなんぼや。はい。約82万戸、空き家率は11.1%。正確に言うと空き家はこの5年で7900戸減少しとる。東京都への転入超過数は毎年7万~8万人。賃料や住宅の価格が跳ね上がらない健全な空室率はよう知らんけど、5%切ると住宅が不足してる感じはするやろう。」

 「どうや?  東京に家は足りてるんか? 余ってるんか?」

 「東京以外の地方の空き家? 東京でも値段つかん空き家? それはもうあかんな。需要がないもんを活用はできんやろう。それは活用すべき”空き家”ではなくて、かつては家やった、滅失すべき何かや。」

 

 みなさん、わかっていただけたでしょうか?

 日本語での投稿は、いまだ140文字という制限がかかっているツイッター。この短いセンテンスの中に、不動産の深淵な世界とその衝撃を表現する知的な創造活動。それが『クソ物件オブザイヤー』なのです。

作画:小田原ドラゴン

 2014年より始まり6年目を迎えた『クソ物件オブザイヤー』。今年度のツイートエントリーの受付が11月13日【水】7:30〜スタート!(締め切りは11月18日【月】13:00)

 投稿に関するレギュレーションについて、詳しくは

https://www.kusobukken.com/rulesをチェックしてください。

 栄誉(Kudos)、唯一(Uniqueness)、衝撃(Shock)、知的探求(Odyssey)を兼ね備えたKUSO物件投稿をあなたもぜひ!

 

 さらに、こんな数奇な不動産物件にまつわる、話が大好きな諸君にお知らせです!  

 2014年から2019年まで世間を騒がせた不動産取引の問題点を、物件ファンという一般の方でも理解できるように丁寧に解説し、さらに現場の今を追跡取材し、6年分の、喜劇、悲劇と化した不動産取引の真のストーリーを凝縮! あの『クソ物件オブザイヤー』が初めて1冊の本となって発売中!! 

 この忖度しない姿勢で臨む、お騒がせツイッター集団「全宅ツイ」著による作品が『クソ物件オブザイヤー』も含めた6冊同時で発刊という怒濤のラインナップとなっているので要チェック!!