天下取りの鍵は健康長寿〜戦乱の世の食養生〜 | BEST TiMESコラム

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天下取りの鍵は健康長寿〜戦乱の世の食養生〜

戦国武将は皆長生きだった!【和食の科学史⑧】

■長生きしてチャンスをつかめ

 著名な武将はとくに長生きでした。満年齢で言うと、大河ドラマで話題になった真田信之が92歳、北条早雲が87歳、島津義弘84歳、尼子経久82歳、毛利元就74歳、徳川家康73歳にはじまり、伊達政宗、豊臣秀吉、柴田勝家、前田利家も60代まで生きています。織田信長の弟である織田有楽斎も75歳で亡くなっているため、本能寺の変がなければ信長も長生きしていた可能性があります。そうなったら、のちの歴史が大きく変わっていたでしょう。

 心と体が強くなければ勝ち続けることはできませんから、これらの武将はもともと健康に生まれついていたと思われます。しかし、それだけでは足りません。天下を平定し、新しい秩序を作るには、20年、30年という歳月がかかります。そのために養生して、長生きする必要があったのです。

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奥田 昌子

内科医、著述家

京都大学大学院医学研究科修了。内科医。京都大学博士(医学)。愛知県出身。博士課程にて基礎研究に従事。生命とは何か、健康とは何かを考えるなかで予防医学の理念にひかれ、健診ならびに人間ドック実施機関で20万人以上の診察にあたる。人間ドック認定医。著書に『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」』(講談社)、『内臓脂肪を最速で落とす』(幻冬舎)、『実はこんなに間違っていた! 日本人の健康法』(大和書房)などがある。


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