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アフター万博も続く、砂を通じた友好同盟「サンド・アライアンス」ヨルダン館で展示されている赤い砂の鳥取県内での展示場所や活用方針が決定

 鳥取県は、大阪・関西万博の「関西パビリオン」の1区画に鳥取県の代表的な観光資源である「鳥
取砂丘」の砂を敷き詰め再現した「鳥取無限砂丘」など様々な要素を詰め込んだ「鳥取県ゾーン」を
出展しているほか、「砂」を共通のモチーフとするヨルダン館やサウジアラビア王国館などと一緒に
8つのパビリオンで、国境を越えて砂でつながる出展地域間連合「サンド・アライアンス」を結成す
るなど、万博を通じて国内外への発信を強めています。

 鳥取県とヨルダン館では、この「サンド・アライアンス」のきっかけとなったヨルダン館に展示さ
れている砂を、万博閉幕以降に鳥取県で引き受け、今後の交流発展のために活用していくべくことが
合意されていましたが、この度、9月20日(土)、大阪・関西万博内ヨルダン館にて、平井知事が、
ヨルダン館シファ政府代表代行に対し、その砂の具体的な活用計画を発表しました。

■活用計画
〇「サンド・アライアンス」の交流継続のシンボルとして、夢みなとタワー(鳥取県境港市内)一区画に「サンド・アライアンス交流記念エリア(仮称)」を設置し、ヨルダン館の砂や鳥取県ゾーンの展示をメインに、サンド・アライアンス加盟パビリオンの展示物品等展示します。
〇サテライト施設として、県内外の子どもたちに気軽にヨルダンの砂の魅力や文化に触れてもらう機会を創出するため、鳥取砂丘こどもの国(鳥取市)に、ヨルダン館の砂を活用したワークショプの実施や砂場の設置を行います。
 平井知事からの発表を受け、シファ政府代表代行もその活用方法に歓迎の意を示されました。アフター万博も続く両地域の交流への期待が膨らんでいます。



アフター万博も続くヨルダン×鳥取のコラボレーション「ヨルダン館の砂」活用計画発表

 活用計画発表にともない平井県知事は、これまでの相互の取り組みと交流を振り返りながら、「ヨルダンの方が日本に訪れたり、ヨルダンのことを知ってもらう“窓口”を鳥取県がお引き受けできることになった。万博後にワディ・ラムの砂が鳥取にやってくれば、“砂の聖地”として多くの方々に知ってもらえる良い機会になる。」とコメント。
 続けてシファ様も、「平井知事より素晴らしい砂のリユースのオファーをいただき、ヨルダン人にとって大切な砂が捨てられることなく、鳥取で活用されることをとても嬉しく思う。展示でヨルダンの砂を感じたら、ぜひ本物のワディ・ラムを体験しにヨルダンに来てほしい。」とコメントしました。





鳥取県内へヨルダンの赤い砂を誘致!万博外交継続のシンボルへ(計画の詳細内容)

■「夢みなとタワー」での展示・展開
 1997年に鳥取県で開催した地方博覧会「ジャパンエキスポ鳥取‘97 山陰・夢みなと博覧会」のメインシンボルであり、360℃のパノラマが一望できる高さ43mの展望室が人気のスポットである「夢みなとタワー」。1階~4階の展示スペースの随所に万博と「砂同盟」を感じられる展示が登場します。
 1階エントランスには、鳥取県ゾーンのシンボルとして万博会場で来場者の皆さんをお出迎えした「まんが王国立像」と、ヨルダンの砂で新たに制作する「ウェルカムモニュメント」が展示されます。
 「サンド・アライアンス」交流記念エリアでは、大好評を博したヨルダン館の展示である「ワディ・ラムの赤い砂」を素足で体感いただくことができます。そこに鳥取県ゾーンで実施されていたプロジェクションマッピングがコラボレーション。万博会場さながらの体験をご提供します。また、シアタースペースの大型スクリーンではヨルダン館のPR動画をリピート上映するほか、民族衣装の試着コーナーも登場。砂だけじゃないヨルダンの魅力をたっぷりと体感いただくことができます。
【夢みなとタワー】
住所:鳥取県境港市竹内団地 255-3
URL:https://www.yumeminatotower.gr.jp/

■ヨルダンと砂を用いた体験を子どもたちへ!「鳥取砂丘こどもの国」
 鳥取砂丘にほど近く、県内外の子供たちに大人気の広大なテーマパーク。ヨルダン館の砂や鳥取県ゾーンの砂を活用した砂場などの遊び場の設置を計画しています。さらに、「砂の工房」ではヨルダン館の赤い砂を使用したワークショップも開催予定。両パビリオン同様に、ただ展示を「見る」のではなく、触る・つくるなど「体験」を大切に、万博で生まれたこの両パビリオンの絆を継承していきます。
【鳥取砂丘こどもの国】
住所:鳥取市浜坂 1157-1
URL:https://kodomonokuni.tottori.jp/

サンド・アライアンスの歩み

 鳥取県ゾーンとヨルダン館の砂の展示が似ているとSNSを中心に話題になったことをきっかけに、鳥取県は「砂」に関連するパビリオン同士で万博を盛り上げていくため、4月23日(水)にヨルダン館と「サンド・アライアンス」を締結。以後加盟パビリオンは増加し、現在8パビリオンで「サンド・アライアンス」を結成しています。
 7月1日(火)には「サンド・アライアンス」に加盟している8パビリオンの相互訪問を促すことを目的に、各パビリオンのスタンプを押して巡る「砂ンプラリー」をスタートし、開始から約1ヶ月で推計参加人数が約9,400人を突破するほどの大反響のコンテンツとなりました。

 さらに、ヨルダンとはコラボレーション商品の開発も実現。地元鳥取県で、鳥取砂丘の砂で焙煎した「砂焼きコーヒー」を提供するすなば珈琲が、“世界平和の一助になれば”との思いで、ヨルダンの赤い砂で焙煎した豆と鳥取砂丘の砂で焙煎した豆を絶妙な割合でブレンドし、まさに“砂の同盟(サンド・アライアンス)”を体現する「SAND ALLIANCE COFFEE」を開発しました。

[サンド・アライアンス加盟国一覧]
関西パビリオン鳥取県ゾーン、ヨルダン館、サウジアラビア王国館、ナウルパビリオン、アルジェリアパビリオン、欧州連合(EU)パビリオン、モザンビーク共和国パビリオン、モーリタニア・イスラム共和国パビリオン

ヨルダン館との締結 (令和7年4月23日(水))

砂ンプラリースターティング セレモニー (令和7年7月1日(火))

「SAND ALLIANCE COFFEE」 誕生 (令和7年7月15日(水))

鳥取県ゾーンとは

 鳥取県ゾーンのテーマは、「まんが王国とっとり」・「鳥取砂丘をはじめとする特徴的な自然」・「鳥取の文化がはぐくんだ豊かな食」です。
 まんが王国とっとりコーナーでは、鳥取県出身のまんが家、水木しげる氏、谷口ジロー氏、青山剛昌氏の紹介や、先生ゆかりの観光施設をみることができます。また海外で出版された作品やまんが王国とっとりならではの貴重なグッズも展示しています。
 鳥取砂丘の砂(国立公園区域外の鳥取砂丘の砂を使用)を敷き詰めた「鳥取無限砂丘」では、虫眼鏡型デバイスを持って鳥取砂丘の砂の上を歩くと、虫眼鏡に鳥取県の特産物や観光地、民工芸やキャラクターなどが現れ、無限に広がった鳥取砂丘に没入できる空間になっています。時間になると「鳥取無限砂丘」でプロジェクションマッピングが始まり、鳥取県の豊かな自然や観光地、また文化や工芸などの映像の中に入り込んでいるような感覚が味わえます。





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