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【通算150万部以上】総数900P超え! 神保町で20年愛されているフリーペーパー、集大成の神保町完全版出版へ。5/1クラウドファンディングを開始「移りゆく町並み、20年の“街の記録”残したい」

~各界の著名人や遠藤周作が通った喫茶店からも応援されています~


(左上:おさんぽ神保町編集部 前列右から2番目が編集長・石川)

       (右上:神保町の古書店街)

 はじめまして。本の街・神保町で、フリーペーパー『おさんぽ神保町』の編集長をしている石川恵子と申します。
 20年前、私は「神田すずらんまつり」の運営をされている近隣出版社の労働組合の方々に出会い、この町への愛情に心を掴まれました。定年を迎えるため、すずらんまつりを終わりにすると聞き、せっかく地域に根付いた活動なのにそれはもったいない!と、近隣大学や地域の協力を仰ぎ、継続の道を探るなかで神田神保町の特集誌の創刊を決意しました。
 2006年3月に創刊号を発行してから、年に2回、神保町に特化した地域情報を取材して、今年で20年目を迎えます。通算150万部以上を発行してきましたが、近年は神保町の風景が変化することに焦りを感じていました。
 そこで20年の節目に、「日本の活字の中心地である神保町の記録を文化として残しておきたい」という思いで、『おさんぽ神保町』1号から40号を一冊に合本にした本(以下、合本)を自費で出版することを決意しました。電子書籍や都市再開発、コロナなど、20年前と比べると、近年の神保町や出版業界が乗り越えてきた社会情勢は厳しいものがありました。昨年度の出版社の倒産件数はこの10年間で過去最悪となりました[1]。
 その一方、最近では、若い世代や世界中から多くの観光客が古書店や喫茶店に足を運んでくれるようになりました。日本文化の聖地である神保町の魅力を、多くの人に届けたいという想いで、合本を販売します。自費出版の資金については、クラウドファンディングを開催いたします。どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。

[1] 帝国データバンク https://www.tdb.co.jp/report/industry/20250408-shuppan/
『おさんぽ神保町20年 完全版』の内容

(上:本誌のバックナンバー) 


(装丁はイメージです。実際の装丁と変更となる可能性があります)
(1) 取材はすべてボランティア 創刊当初から現在まで、神保町近隣の大学に通う大学生や会社員などボランティアスタッフが企画から、取材、執筆まで携わってきました。(現在はスタッフ30名)
 本誌は、神保町応援雑誌というのがキャッチフレーズで、神保町で活躍されている「神保人」を取り上げた連載は創刊号から続くシリーズです。また、店の事業承継をテーマにした「神保町の襷を追って」は、世代交代を陰ながら応援したいという気持ちから取材しています。



(2) その年の神保町がわかるコラムを新たに収録
 各年の巻末に、神保町で「その年なにがあったのか」がわかるコラムを新たに書き下ろしました。20年の間に、岩波ホールの閉館、山の上ホテルの休館など歴史的にも残念な出来事がありました。コロナ禍には、全国的にミニシアターの閉館があいつぎましたが、岩波ホールも惜しまれながらの閉館となりました。川端康成や三島由紀夫が原稿執筆のために滞在していた、歴史的な価値のある山の上ホテルは、老朽化のため休業しましたが、その建物や食文化は別の形で継承されるようになりました。
また、神保町が舞台となった小説『森崎書店の日々』[2]は海外で翻訳され、最近では、神保町を聖地巡礼する外国人観光客が浮世絵を楽しむ様子を目にするのが新しい神保町の風景となっています。コーヒーを片手にコラムを読みながら、当時の神保町を想像してみてはいかがでしょうか。

[2] 八木沢里志(2010)『森崎書店の日々』小学館. 2024年イギリス図書賞最終候補にノミネートされる。

(3) 店舗名の総索引
 今回制作する創刊号から40号までをまとめた合本の巻末には、総索引(店舗名索引)を掲載しました。好きなお店が何年の何号に掲載されているかをすぐに見つけられ、一つのお店の時代の変遷をたどることができます。また、索引には、現在閉店したお店も掲載されています。神保町を好きな人には、まさに必読のアイテムとなっております。
(4) 20年間継続調査して地図を実地制作
 2006年の創刊号から毎号神保町界隈の商店の地図を掲載しています。地図の校正は、編集部のスタッフが地図を片手に歩いて、実地調査し、閉店しているお店を見つけたら、手持ちの地図に書き込みます。
百年後に神保町を振り返るときに、貴重な史料となり得る情報です。


(上:2006年3月現在の神保町の地図 ※本誌創刊号掲載)


(上:2025年3月15日現在の神保町の地図 ※本誌39号掲載)

〈クラウドファンディング概要〉



プロジェクト名:おさんぽ神保町にしかできない“神保町の20年”をまとめた本を出版したい
【実施期間】2025年5月1日~2025年6月29日
【受付窓口】クラウドファンディングサイト「READYFOR」
【URL】
https://readyfor.jp/projects/osanpo-jimbocho
※シェア用URL:https://readyfor.jp/projects/osanpo-jimbocho?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social_

【目標金額】1,500,000円
【体裁】A5判変型/並製/928ページ(前後を予定)
予価3,500~4,000円/1,000部愛蔵限定版(予定)
【今後の展開】
 クラウドファンディングで目標金額に到達した場合は、神保町の各書店と神保町ブックフェスティバルなどで2025年秋から販売予定です。ただし、目標金額に到達しなかった場合は、自費出版をやめて、全額返金します。
 神保町で働いた人、神保町で食べた人、神保町で学んだ人、神保町で読んだ人、神保町で笑った人、たくさんの人が生きた20年の記憶を未来に引き継ぐために、この本の出版にぜひお力をお貸しください。
神保町を愛する各界の皆さまにご寄稿いただきました!
▶株式会社三省堂書店 代表取締役社長 亀井崇雄 氏
 「おさんぽ神保町、創刊20周年おめでとうございます。(中略)この度、創刊20周年の記念の年に『20年分を全て収録した“合本”を自費出版して、街の記録を残したい』というお話を伺いました。20年分の神保町の歴史が詰まったこの一冊は、長年神保町を愛してこられた方には楽しいタイムトラベルを提供してくれることでしょう。
 「とにかく神保町が好きだから」というボランティアの方々が20年間続けられてきたこの偉業に、是非お力をお貸しください。」
▶喫茶店さぼうるの店主ご夫妻
 伊藤雅史氏「変わらないものも、変わってしまったものもあるけれど、20年も『おさんぽ神保町』みたいなフリーペーパーがある街は、きっと良い街だと思います。」
 伊藤智恵氏「20周年おめでとうございます! 神保町という街に育てていただき、個人的には17年。 合本でそれ以前のお話も知りたい!今は亡き、あの人やこの姿もあったらいいなぁ。」
▶鹿島茂 氏(仏文学者・評論家)
 「神田神保町には、 1978年に共立女子大に勤務してから30年、 また2003年に仕事場を置いてから6年、 さらにすずらん通りに共同書店PASSAGEを開店してから3年、 というように、 ほとんど途切れることなくかかわりをもってきた。
だから、 街の変化にはだれよりも敏感で、 その変化を記憶にとどめてきたと思っていた。古い建物がなくなって新しいビルが建っても記憶のスクリーンの映像は鮮明に残り、 イマジネールな神田神保町は永遠だと思っていた。
だが、 誤りだった。
記憶のスクリーンの映像は私が年を重ねるにしたがって次第に輪郭がぼやけてきて、 ついには漠とした影になってしまった。
これは困った。
そんなときである。 「おさんぽ神保町」のバックナンバーをまとめた総集編が出るという話が伝わってきた!
「これだ!」と思った。神田神保町が激変する過程のすべてが記録されているからである。きっと、曖昧になった私の記憶のスクリーンの映像を一気に鮮明にしてくれるだろう。 タウン誌は街の記憶の保存庫である。 神田神保町を愛する人はただちにクラウド・ファンディングを!」
〈自費出版に向けて編集長・石川から皆さまへ〉 目指したのは“All About 神保町”。
おさんぽ神保町が見てきた20年の歴史がこの一冊にあります。知らない時代の神保町ではなく、今を生きる人達が懐かしいと楽しんでいただける内容になっていると思います。






 掲載全店舗の情報を索引からさかのぼれる「神保町辞典」のような一冊。
2006-2025年に「その年になにがあったのか」がわかるコラムも書き下ろしました。この本をどこからどう読んでも自由です。900ページ以上に渡る、私たちのこの街へのラブレターをどうか受け止めて下さい。方式は“All-or-Nothing”とし、目標金額を達成しなかったら本プロジェクトは実施できません。
 「20年の集大成を読みたい」、「おさんぽ神保町を支援しよう」と思ってくださる方、どうぞお力を貸してください。2025年の秋には、みなさまにお届けしたいと思っています。

おさんぽ神保町編集部
所在地:東京都千代田区神田神保町1-23 近江屋ビル2階 
小学館スクウェア分室 おさんぽ神保町編集室
ホームページ:https://osanpo-jimbo.com/
X:https://x.com/osanpo_jimbocho
Instagram:https://www.instagram.com/osanpo_jimbocho_034/
Facebook:https://www.facebook.com/Osanpojimbou
Note: https://note.com/osanpo_jimbocho

(お問い合わせ先)
おさんぽ神保町編集部 広報 岡田 090-2176-7906
<presskyokookada@gmail.com>
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