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誰よりも中国の戦い方を知る。石川佳純の実力はあんなもんじゃない

2020東京五輪。女子卓球金メダルに欠かせない石川佳純の力

■早田ひなと長崎美柚も!5月下旬から始まるワールドツアーに注目

「ベンチで応援している早田ひなと長崎美柚の試合も見てみたいんだけど、どうすれば見られるの?」

 今大会を通して、卓球に詳しくない人たちからよくこの質問をされた。

 出番の少なかった早田と長崎が、得点のたびに立ち上がって「ナイスボール!」と声援を送り、うんうんと頷くツーショットはとても印象に残り、日本が団体戦に強い理由を示しているようでもあった。

 早田や長崎も出場する、今後のワールドツアーの日程は以下の通り。
●香港オープン。5月22日から27日。
●中国オープン。5月29日から6月3日。
●ジャパン・オープン荻村杯。6月6日から10日、福岡県北九州市で開催。

 3週連続のアジアシリーズが、まもなく始まる。今年のワールドツアーは年に12大会が組まれているが、こんなに立て込んだスケジュールも珍しい。

 世界選手権の代表5人を始め、佐藤瞳(5月の世界ランク12位)や、加藤美優(20位)ら日本のトップクラスはほとんど、3大会すべてにエントリー。中国勢も地元の中国オープンにはフルメンバーが出場し、あとの2大会はトップ選手の一部が欠ける。 

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田端 到

たばた いたる

1962年生まれ。週刊誌記者を経てフリーのライターに。競馬、野球を中心に著書多数。趣味は五輪競技アスリートのSNSを観察すること。卓球は17年アジア選手権と18年グランドファイナルを現地観戦。


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