立川流の「二つ目、真打ちへの昇進基準」はなぜ厳しかったか | BEST TiMESコラム

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立川流の「二つ目、真打ちへの昇進基準」はなぜ厳しかったか

大事なことはすべて 立川談志に教わった第4回

■談志が弟子に求めた昇進基準

 

 1年2ヶ月の長きに渡る見習い生活から「前座」になった談慶さん。見習い時代とさほど生活は変わりませんが、ここからようやく噺家としての本格的な修行が始まります。ところで、この落語界独特の制度である「前座」に「二ツ目」、そして「真打」という身分、どうやって決められるのでしょうか。江戸落語と上方落語でも違いがありますが、実は「家元」立川談志師匠を頂点とする「落語立川流」には、明確な昇進基準がありました。それを満たさなければ、例え先に入門したとしても、弟弟子に先を越されることもあったようです。今回はそのあたりのお話、『談志が弟子に求めた昇進基準とは』をうかがっていきましょう。

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立川 談慶

たてかわ だんけい

昭和40(1965)年長野県上田市(旧丸子町)出身。1988年慶応義塾大学経済学部を卒業後、㈱ワコールに入社。セールスマンとしての傍ら、福岡吉本一期生として活動。平成3(1991)年4月立川談志門下へ入門。前座名立川ワコール。平成12(2000)年12月、二つ目昇進、談志より「談慶」と命名。平成17(2005)年4月、真打ち昇進。平成22(2009)年から二年間、佐久市総合文化施設コスモホール館長に就任。平成25(2013)年、「大事なことはすべて立川談志(ししょう)に教わった」(KKベストセラーズ)出版、以来、「落語力」「いつも同じお題なのになぜ落語家の話は面白いのか」「めんどうくさい人の接し方、かわし方」「落語家直伝うまい!授業のつくり方」「なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか」「人生を味わう古典落語の名文句」など「落語とビジネス」にちなんだ書籍の執筆。NHK総合「民謡魂」BS日テレ「鉄道唱歌の旅」テレ朝系「Qさま!」CX系「アウトデラックス」「テレビ寺子屋」などテレビ出演も多数。現在、東京新聞月一エッセイ「笑う門には福来る」絶賛好評連載中


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