夫が、口には出さないけど妻に対して抱いている不満
満足度に隠された夫婦の不満＜夫編＞
●１位 自分に対する接し方（26人）
「家事」と同票を集めたのが「自分の接し方」への不満だ。具体的なコメントを見ていくと、そこには妻を恐れる夫の姿が浮かび上がってくる。
「すべてのストレスをこちらにぶつけてくる」（42歳・会社員）
「保険に入れ、新しい賃貸を探せ、年賀状を作れ、買い物に行くから車で送迎してくれなど、私の予定を完全に無視して自分の希望をねじ込んでくる。もっと早くいってほしい」（31歳・会社員）
「口調がキツい、態度が悪い」（29歳・会社員）
それぞれのコメントを見ていくと、イライラを募らせて夫に怒りをぶつける妻と、妻の口撃をじっと耐え忍ぶ夫、という家庭内の構図がうかがえる。
●3位 考え方（23人）
次に多かったのは妻の「考え方」への不満。こちらも妻へのアンケートでも多かった不満だ。
「外面しか気にしていないところや、子育ての考え方に不満がある」（40歳・会社員）
「育児を手伝ってくれている義理の両親に対して、感謝の言葉がなく、冷たい態度をとっている点」（52歳・公務員）
「子どもの教育で意見が合わない」（54歳・会社員）
そのほか、「育児」（22人）、「性格」（18人）なども多かったが、夫の場合に特徴的なのは、やはり「自分への接し方」への不満が多いことだろう。
実際、妻へのアンケートでは、一番多かった不満が「育児」で、「自分への接し方」は5番目。ここに「夫たちの苦悩」が現れているようにも思える。
次章では、世の中で話題になっている育児問題や夫婦のすれ違いなどを中心に、より具体的に“ママの不満”の正体に迫っていく。
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