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「定年後」の日々にいかに、“ハリ”をつけるか。大切にすべきイベント

定年後に夫婦仲良く暮らすコツ④

定年後のふたり生活には、リズムとメリハリが必要だ。そのためには、日本人の年中行事を積極的にやり、記念日を祝うことで充実させることができる。清水義範著『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』から著者の体験を紹介する。

■ハロウィンなどは無視して、あとはきちんとやる

 

 うちで心がけてやるようにしているある生活術をお教えしよう。それは、平均的な日本人の年中行事を積極的にやる、ということだ。つまりは、普通の日本人がやることは普通にやろう、ということである。

 正月は門松をつけ、注連飾りをし、鏡餅を飾る。お節料理をつつき、雑煮を食べようということだ。そういうことをやらないと、生活にメリハリがつかず、世間から浮いてしまうのだから。うちでは、お節料理までちゃんと作っていた頃もあるが、最近は面倒になってしまってスーパーで買った数品目でよしとしているが、そんなふうにでも、やれば形はつくのである。

 我が家がちゃんとやっている年中行事をあげてみると、節分にはちゃんと豆まきをしている。

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清水 義範

しみず よしのり

1947年、愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学国語科卒業。1981年に『昭和御前試合』で文壇デビュー後、1986年に発表した『蕎麦ときしめん』でパスティーシュ文学を確立し、1988年、『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、中日文化賞受賞。『やっとかめ探偵団』シリーズなど、名古屋を題材にした作品も多い。


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  • 2018.04.07