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妻に「どっちの服がいい?」ときかれたら。不機嫌にさせない答え方

定年後に夫婦仲良く暮らすコツ②

定年後のふたり生活の、潤滑油にもなる買い物。そんな場合、家族はどう接したらいいのか。清水義範著『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』から著者の体験を紹介する。

■どっちの服がほしいか、妻の心の中では決まっている。

 

 特に女性にとって、買い物は心躍るレジャーなのである。洋服やアクセサリーを買うとなると、とりわけ楽しいみたいだ。

 だから、月に一、二度は買い物をしないと妻は不機嫌になってきてしまう。そのぐらいは買い物をさせてやろう。

 ただし、必ず夫が妻の買い物につきあう必要はない。春物のバーゲンが始まったから洋服を見てきたいの、という時には、ああ、行っといで、と言っていればいい。下着をいくつか買う必要があるの、という時に、夫がついていくというのはちょっと変である。

 しかし、実際にはたまに買い物に行くとなると、いろいろまとめて買いたいということが多い。東急ハンズで台所用品をあれこれ買って、ついでに電球の予備も買っておきたくて、夫のシャツとズボンをいつもの店で買って、ついでに妻も好きなブランドの洋服をちょっと見てみたい、なんてなるわけだ。

 そういう買い物を、ふたりでするのはなかなか楽しいことである。家に必要なものをまとめて買えてすっきりする。荷物が少々かさばるのは我慢しよう。それが大変だからふたりで行って半分ずつ持つのだから。

 そして、そういう買い物の時に、妻が、私はちょっとこのブランドの服を見たいんだけど、と言うことがある。

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清水 義範

しみず よしのり

1947年、愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学国語科卒業。1981年に『昭和御前試合』で文壇デビュー後、1986年に発表した『蕎麦ときしめん』でパスティーシュ文学を確立し、1988年、『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、中日文化賞受賞。『やっとかめ探偵団』シリーズなど、名古屋を題材にした作品も多い。


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  • 2018.04.07