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地震が起きた数は意外と少ない? 平成の出来事をデータで振り返る

数字から見える平成史

 天災以外にも多かったものを思い浮かべると、国のトップといえる総理大臣の数だろうか。1993(平成5)年には、細川護熙が第79代内閣総理大臣に任命され、それまで長期間、政権を維持していた自民党に代わり、連立政権が誕生。それ以降、たくさんの総理大臣が登場したイメージがある。
 それでは、実際にはどうか。元号をまたいで総理を務めた場合は就任時を基準とし(竹下登は昭和にカウント)、1人で数回にわたり就任することもあるので、就任代数をもとにカウントしてみた。
 その結果、明治14人、大正10人、昭和50人、平成23人となった。これも割合を計算すると、明治0.31、大正0.67、昭和0.78、平成0.77となる。政治情勢が異なるとはいえ、これは多いといえるのではないだろうか。

 こうしてさまざまなトピックスを年代別に整理していくと、それぞれの時代の特徴がわかりやすい。来年に改元を控え、どのような元号が採用されるか話題だが、「内平外成」という平成の意思を引き継ぎ、平和な世の中になることを期待したい。
 4月9日発売の雑誌『一個人』5月号では、「平成史と年号のフシギ」という特集を展開する。次の時代を迎えようとしているいま、改めて平成の歴史を振り返ってはいかがだろうか。

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