日本ラグビーの「大きな進歩」前指揮官語る
Q 1. 2019年に日本で開催されるラグビーＷ杯まで２年を切ったラグビー日本代表の現状をどうみていますか。
新顔の注目選手は。姫野和樹の才能
――田村以外のスタンドオフには誰かいい選手はいるでしょうか？
ジョーンズ ハル（立川理道／クボタ）がCTBだけでなく、SOでもプレーできます。それにSO山沢拓也（パナソニック）もいいと思います。信じられない才能があります。
――ジェイミージャパンになって選出された選手で、誰か注目している選手はいますか。
ジョーンズ LO（ロック）／FL（フランカー）姫野和樹（トヨタ自動車）は2013年、彼がまだ大学生の頃キャンプに呼びました。その時すでに大きなポテンシャルを持っていましたね。勇敢だし、非常にランのコースもいい。身体能力も恵まれています。とてもいい選手です。（元南アフリカ代表ヘッドコーチで現トヨタ自動車監督の）ジェイク・ホワイト監督がキャプテンに指名したことが影響していることは否定できないでしょう。ジェイクは才能を発掘し育てる力に長けていますし、世界でも指折りの指導者です。ジェイクのもとにいることが、成長の助けになっていると思います。
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1960年、オーストラリア、タスマニア州バーニー生まれ。オーストラリア人の父と、日系アメリカ人の母の間に生まれる。1990年代初頭まで、当時オーストラリアの最有力州チームだったニューサウスウェールズ州の代表として活躍、その後引退し、コーチに転身する。2003年、オーストラリアの代表監督としてW杯準優勝、2007年、南アフリカのテクニカルアドバイザーとしてW杯優勝。2009年、サントリーのゼネラルマネージャーに就任。2010年度より監督も兼任し、日本選手権優勝。2012年、日本代表ヘッドコーチに就任。2015年のW杯では、世界的な強豪南アフリカ代表に歴史的な勝利をして、ラグビーファンだけでなく日本中の注目を集めた。現イングランドの代表監督。イングランド代表に就任してからチームは連勝街道を走り、今年２月のシックスネーションズが始まるまでは23戦22勝。今年のシックスネーションズは、３敗を喫したがまだチームは成長過程。2019年、日本で開催されるラグビーW杯での優勝を見据える。
