「コスト削減」をゲストも肌で感じている

 ショー事業費の大幅削減だけではありません。現状でも高い評価を受けていますが、以前のディズニーリゾートはよりこだわりやサービス、魅力が溢れるパークでした。

 キャラクターの誕生日や記念の日に来園者に配布される記念品、年間パスポート所有者やディズニーホテルレストラン利用者へ向けたスタンプラリー企画、片方のパークに来園するともう一方のパークチケットが割引購入できるサービス、ショッピング時にもらえるスクラッチカード等、様々な企画が行われていました。

 近年このような取り組みは全くと言っていいほど行われません。大規模なエンターテイメント以外の面でもコスト削減が「目に見える」ようになってきています。

 もちろん、パークを運営するオリエンタルランドは日本を代表する上場企業として、低コストで最大限の利益をあげようとするのは当然の事です。

 しかしながら、近年の変化は、「夢と魔法」、「冒険とイマジネーション」を掲げつつも、その背後にある「リアルな現実」を感じさせる要素になっています。

 ですが、ここまでで触れた変化についてもう少し前向きにとらえるならば、将来に向けたさらなる「夢」への投資という見方もできます。

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