新しいチャレンジが減った

 具体的に言えば、「過去のショーやイベント、企画等のような新しいチャレンジがなくなった」のではないかということです。過去のショーや企画については後ほど触れますが、「質」「量」ともにとても充実したものでした。
 ここでは今年のイベントについて見ていきましょう。11月8日からスタートしたディズニーランドのクリスマスイベントではパレードの他にシンデレラ城を利用したプロジェクションマッピング「ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス」が華々しくスタートしました。

 これは、11月6日に終了したプロジェクションマッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」の後継として開始されたものです。「新しいショー」とされてはいますが、見方を変えれば「既存のショーの映像の切り替え」とも言えます。こうした点が「効率化」を優先するようになってきているのではないかと考える要因のひとつです。

 ただ、「実はあまり変わらない」ものを「全く新しいエンターテイメント」として打ち出すテクニックや宣伝、メディア露出の手腕に非常に長けていると言えます。そうした手法も含め、高い評価をすべきところであるのは間違いありませんが、魅力的なテーマパークの先駆者である、東京ディズニーリゾートとしては「質」「量」ともに、新しいチャレンジをしてくれるとさらにより良いものになるのではないかと思います。

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